中学生のラジオ番組が最高だった話
今週の書籍広告欄で気になった本は、2冊ともラジオの本でした。
この本の広告を見て、書こうと思っていてまだ書いていなかった話を思い出しました。
「卒業生がお昼の放送をジャックして、ラジオをやってくれた話」です。
♪パラッパ〜 パッパラパ パッパラ♪ (ビタースイートサンバ)
突然お昼の放送で、聞きなれないオープニング曲が聞こえてきました。
これはもしや、オールナイトニッポン!?
「みなさん、こんにちは。オールランチ○○(学校名)です。
今日のお相手は、□□です。(話している本人の名前)」
まあ、いい感じで話すわけです。
教室を見回すと、数人がいない。。。。
あいつら、こんなに話すの上手だったか?!
おしゃべりを挟みつつ、最後は曲紹介までして、10分くらいだったでしょうか。ちゃんとしたラジオ番組になっていました。
しれっとした感じで、放送室から帰ってきた生徒が私に
「どうでしたか?」
と聞いたので、
「めっちゃ良かったよ!今週全部やって欲しいくらいだ!」と私。
なんで、この人たち、私がラジオ熱愛していることを知っているのだろう?
まあ、1年間、一緒にいれば、わかりますよね。
それから3日間、オールランチ○○は続きました。
次の日は、コンビのDJで。
最終日は、ゲストを呼んでの番組作りと、どんどん精度が上がっていきました。
すげーな。
これは、ラジオを聴いていないとできないはず。
終わった後、こっそり聞いてみました。
「あのさ、普段、オールナイトニッポン、聴いてるの?」
「聴いてますよ、結構。」
やっぱりかああああ。
嬉しいわああああ
今時の若い人って、何となくですが、YouTubeとか、TicTok とか、動画の方が好き、ラジオってなに? という人が多いのかなと思い込んでいましたが、結構音声配信とかラジオが好きという人もいるんだなと嬉しくなりました。
ラジオというと、どこか地味な感じがあったり、流行りからはちょっと離れている感じがするかもしれませんが、「オールナイトニッポンで番組を持つ」ということが目標であるという芸人さんやミュージシャンの人もまだまだ多いのではないでしょうか。
私の敬愛する星野源氏も、オールナイトニッポンで番組を持っていますし、オールナイトニッポン0では、これから来る人が次々パーソナリティを務めています。
ラジオって、放課後の教室や部室みたいな雰囲気があって、DJとかパーソナリティも、テレビや他のメディアよりも肩の力を抜いて、そばにいてくれるような感じがするのです。
ラジオ=音声 なので、動きの面白さで誤魔化すことができません。とにかく「話芸」「話すこと」だけで、リスナーを笑わせたり、泣かせたり、感動させたりしつつ、曲をかけ、2時間〜3時間を持たせなければなりません。
ラジオのできる人は、本当に「話が面白い」人だと私は思っています。
一昔前は、「話芸」を磨くには「落語」と言って落語を聞く人もいたようですが、私は「ラジオ」が一番いいと考えています。
紙の本が無くならないのと同じように、ラジオも無くならないはず。
音声配信や、オーディブルなどの本の音声配信など、それを必要と感じる人が必ず一定数いるはずです。
ラジオの良さや楽しさを、これからの人たちにも知ってもらいたい。
ラジオって面白いぞ、と改めて感じてもらうためにも
先出した2冊の本が「売れて欲しい!!」と思っています。
オールナイトニッポンのリアタイはなかなか厳しいですが、
ラジコのタイムフリーでまた聴いてみようかな。
深夜ラジオって、
何だかワクワクするよね。
今日のパーソナリティは、誰かな。