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教育は身勝手(わがまま)でいい!?
教育と聞くとすごく難しく、いろんな知識や優れた技術、経験などが必要と思ってしまう。ただ、後輩ができた時にすぐにその役割の一部をしないといけない事がある。一般的には1年ごとに新しいメンバーが増えることが多いとされるが、その場合、教育される側からたった1年足らずで、教育する側にも回ってしまう。
そこでよく、教育ってどうするのか?教育の仕方を教えてほしい。など、聞かれることがある。
勘違いしているというか、思い込みをしてしまい、教育とはこうである!という固定観念が強いあまり、身構えてしまっていると思う。
よくある思い込みでは、
教育=知識や技術を伝える
に、なってしまっている。
さらに極端に言い変えると、
自分がラクできるために教育と言う武器を使っているだけだ。いわば、一方通行だと思う。
なぜ?と思った方も多いと思うが、伝言ゲームと勘違いしていないだろうか?と感じてしまう。なぜなら教育はそう言うものではない。聞いたことを伝えるだけになっていないだろうか?それでは、その人の伝え方や聞いてる方の伝え方によりねじ曲がってしまい、ひどくなれば、本来の伝えたい事とは全く違うものになってしまう事もある。
教育は自分が楽になるためでも無ければ、一方通行でもない。人はみんな個性や考え方も違うからそれぞれ個々に合わせ、伝え、習得してもらう。ただ伝えるのだけではなく、しっかりと噛み締めるまで伝えることだ。それが教育だと思う。
だから、
教育は決まっているやり方だけではなく、自分なりの方法で、いかに伝えていくか?という事。つまり、方法は身勝手でいいと思う。
相手にしっかりと伝われば、それが教育になると思う。
場合により、教育マニュアルというものも存在するが、それを無視すると言うことではない。上記で述べた内容を集約していくとマニュアルというものに行き着く。ただし、その使い方を間違えないようにしっかりと伝えていくことが重要だ。
時代も変われば世代もかわる。それにより伝え方は変わっていくが、柔軟に対応し、教育という言葉に身構えすぎないようにしてほしい。
教育=教えて、学んで、習得していくことを育てる
ということだと思う。
後輩や部下を教育していくことで、自分自身がどんどん経験をつみ、さらに「教育力」が身につき、進化していくと思う。
そうなれば、
思想の教育=時短教育
につながっていくと思う。
この時短は時間短縮ではなく、今まで学んで習得してきたことを仮に5年間とした場合、後輩や部下がそれを2年で習得できれば、教育として最高の状態だと思う。
いかに時短でありながら、「質や精度の高い教育」ができるかは、過去の自分を振り返ることで、あの時はこう言ってもらえればわかりやすかった!など初心を忘れないことが非常に重要だと思う。