即興演奏🎹『さくらさくら』の春夏秋冬

2024年10月11日 11:01

ご覧いただき、ありがとうございます！
ピアニストの吉村直美です♪

突然ですが、今回の記事では、『桜と音楽』について記載したいと思います。
というのも、ここ数年、気がつくとなぜか『桜』に大変ご縁があるためです。

（目次の項目から、選択箇所へ飛べますので、ご興味ある内容だけでもお読みいただければ幸いです🪽）

日本人に馴染みにある桜と音楽といえば、『さくらさくら』。
あの調べを聞くと、諸城無常の魂と美が、心に沁みてきます。

初じめて舞台で『さくらさくら』を演奏して欲しいと依頼があったのは、10年ほど滞在していたドイツ・ハンブルクの地でした。

『日本文化』と題した日本画とのコンサートを開催したいとのことで、ドイツ人の知人が耳にしたことのある『さくら』を、日本人である私のピアノの音色で聴きたいというリクエストでした。

当時の報告ブログで、『さくらさくら』については触れていませんが、国境を越える日本の音楽も演奏してほしいとのご依頼を受けて、初演奏させていただきました。

この時は、平井康三郎作曲の幻想曲「さくらさくら」を演奏しましたが、馴染みの無いハーモニーや旋律が「神秘的な和の美」として聴こえたという感想をたくさんいただき、思いのほか、大反響でした。

ドイツで初演奏して以来、元々好きだった日本の伝統文化の素晴らしさにも、あらためて、違う角度から気付かされるようになりました。

花言葉としての『桜』には、精神美、愛国心、純潔、純良な教育、などがあり、国際交流の場では、日本の象徴として用いられることがあります。

年に一度しか見れない満開の桜には、無条件に見る人の心を惹きつけますね。。

その後、ご縁をいただき、日本での（当時の）ドイツ大使からのお招きにより、ドイツ大使公邸でのソロコンサートで、日独交流の象徴と感謝を込めて『幻想曲・さくらさくら』をお届けしました。

その時の記事は、こちらです。

🎹海外で気付かせられた日本文化の美🌏🇯🇵

私自身は、ひたすら懐かしさに身を委ねながら演奏したのですが、ドイツの方々には、異国の神秘として聴こえたようで、幼少から聞き馴染んだメロディーやハーモニーが違うことで、同じ美への捉え方が大きく異なることも新鮮は体験でした。

気がつくと、1人でピアノに向かうと、自ら感じるままに『さくらさくら』を弾くようになっていました。

ある日、コンサートの本番前にホールで指鳴らしに自由に即興で弾いていると、

耳にされた関係者の方々から『あれは、誰が作曲した曲ですか？？』と興味を持たれるようになり、舞台で聴きたいとのリクエストも増え、ある時、思い切ってアンコールでお届けしました。

クラシック音楽のコンサートでは、歴史に名を刻んだ巨匠と呼ばれる作曲家が残した楽譜から、いかに忠実に音を再現できるかという期待も演奏者は背負うため、即興を披露する機会がなかった私には、かなり勇気が要ることではありました。

私のソロアルバム第三弾、『SING』〜兆しと題してリリースされたCDには、それまで『音楽と旅』リサイタルシリーズを続けられた事への御礼、

そして、自らのルーツへの感謝と平和への祈りが込められる作品がライブコンサート録音として収録されることになりました。

そこで、初めて本番での舞台で『さくらさくら』を即興演奏でお届けしました。

こちらは、CDライブ収録コンサートのアンコールで即興演奏した『春のさくら』別バージョンです。

ちなみにCDには、メインプログラムの中で即興演奏された別バージョンの『さくらさくら』が収録されています。

下記画像💿CDカバーをタップ / クリックいただくと、詳細サイトへ移ります。

画像をタップ / クリックいただくと、YouTubeサイトへ移ります🎹

春、夏、と来たら、次は秋、まさに今の時期です🍂🍁🍂🍁
『秋のさくら』の即興演奏は、10月21日（月）如水会館でのレクイエムコンサートで初公開される予定です。

🎹10月21日（月）如水会館でのレクイエムコンサートの関連記事は、こちらから

もし、冬のコンサートでも『さくら』の音が降りてきたら、突然お届けするかもしれません🌸⛄️その前に雪桜を見に行きたいなあと思います。。

🎹『音楽と旅』リサイタルシリーズ出演情報はこちら

🌸その他『さくらさくら』を演奏した時の記事はこちらです🌸

▶︎2016年11月　
『さくらさくら』が作曲されたピアノで!?『さくらさくら』を演奏

▶︎2016年11月
日本料亭と「さくらさくら」♪

ピアニスト吉村直美
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