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祈りから始まった音楽とダンス

人類の歴史から変わることのない心が
受け継がれている。

それは時空を超えて、
分かち合うために、
ここに存在する。


今年のチャリティコンサートは、3回無事終了した。

東日本大震災から始まった
『Send Love To Japan』チャリティコンサート。

10年目の節目を迎えた2022年よりイベント名を変え
『Send Your Love』チャリティコンサートでは
トルコの震災支援、ウクライナの戦災支援

そして今年は
お正月に起こった能登半島支援のためのコンサートに決まった。

「次世代の音楽文化の継承と地域の音楽文化のために」
というミッションのもと集った出演者たちは、
皆最高のパフォーマンスをしようと、
それぞれが魂をかけて自己と戦う。
もっともっと、より良いものになるようにと、
日々磨きをかける。

取りまとめ役、
今年も自分の役目は無事果たせたと思う。

物心ついた頃から、
音楽は私にとっての核であり、
手放す手放さないとかのレベルでは無く、

執着というのとはちょっと違う。
どう考えても、体の一部なのだ。

楽器は習得すれば自分の一部になる。
全く体が動かなくなった時、
体の動くありがたみを知る。

自分の体は
音楽を表現するためだけに有るのではないけれど、
その為によりよく動くように、使えるようにと、
日常はもちろんその為に、日々改善される。

その日、その日で出会った音楽たちは
私の中の一部になって
また溢れ出す。

耳からだけでなく、皮膚からも音楽は入ってくる。
声や、指、呼吸を通して、
いろんな場所やものを使って、
私の中に入ったものは、また外に出ていく。

そのエネルギー(空気の振動そのもの)は、
魂を揺さぶる音にある。
エネルギーの純粋なものに
より心は震える。

その音楽は、なるべくオーガニックな音で奏でられたら良い。
1番のオーガニックな音は、
自分の呼吸、相手の呼吸。
微かな息が鼻から出て入って、、、と繰り返されるリズム。

2番目のオーガニックな音は、
自分の心臓の音。
手のひらで、自分の耳をギュッと蓋をすると、
いろんな音が聞こえる。

3番目のオーガニックな音は、
自分の声、一緒に会話する人の声。
激しかったり、悲しかったり、
嬉しかったり、優しかったりするメロディー。

音楽とダンスは、
自分の中で収まりきれない何かを、
それらを伝える為に、
そして分かち合う為に生まれた。

それは祈りだと思う。










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