ハワイの奇跡 異次元への目が開く瞬間を見た
私の11年前のハワイ不思議体験第二弾。
実はそこからさらに遡ること数年前、
私は共に暮らす男性と別れました。
世の中の役に立つには、こんな端っこで
ぬるま湯に浸かってちゃダメだ!と
結局その後、生活にあくせくします笑。
その頃、友人に誘われたハワイ。
ただのリゾートなら却下でしたが、
ハワイで雪が降る山の写真を見せられ
雪と寒さは私の原風景。
偶然臨時収入もあり、私は友人の誘いに乗り、
マウナケアという山で神官カフナと不思議な体験をしました。
夜は宇宙全部と思える無数の星の下、
日頃の暮らしが吹っ飛びました。
三日目の夜、私は友人が3人のお子さんを
ご両親に預けてここへ来た理由を知りました。
夫と破局した娘を不憫に思ったご両親が、
せめてもの癒しにと協力を申し出たそうです。
愛人が妊娠し命懸けで危なっかしく
別れてもらうしかないと、
ご主人に頭を下げられたと言うのです。
勝手な理由で別れを切り出す人間を
責める資格、私にはありません 汗。
目の前にいる友人、ご主人、その女性、
皆その人なりの、
苦しみや純粋な愛情があるような気がして、
人を好きになった事を責めることできないよ、
と私は黙って彼女を見ていました。
すると泣いていた彼女が、
私を見て、急に泣き止み、驚いたように、
え?…と言って
目をパチパチさせている。
どうしたの?とたずねても答えられない。
もう一度たずねると、恐る恐る、
私のうしろに女の人が見える、
と言ったのです。
モデルのローラに似た美しい友人の瞳は
涙で潤んでいました。
彼女は自分を曇らせる涙を何度もこすって
私の方を見つめ直し、
泣いているからこんなのが見えるんだ、
と言いながら、私の顔より少し上を見ている。
やっぱり見える、
髪の毛が長くて黄色い女の人、女神様だと。
どこに?と聞くと、
私のすぐ後ろ、と。
私がおずおず横や後ろを振り返っても
何も見えない。
すると彼女は、テーブルにあったノートに
見えている黄色い女神というものを
描き始めたのです。私に見せたくて。
下手でごめんね、と言って
ノートにざっと描かれたペン書きの女神は、
私をすっぽり包むくらい大きい髪の長い姿。
すると、
ありがとう、という言葉が
私の口からポンと出て。
お礼の気持ちがあふれたのです。
それを聞いた友人が、
女神様も嬉しいって笑ってる、
あなたの左の肩の上、ほら!
そうなの?
私は自分の左肩の方を向いても、
もちろん見えない。でも彼女は、
あなたが見えないって言ったから、
ほらほら、あなたの顔を今、
横からのぞき込んで見せてくれてるよ、
とても綺麗な黄色い女神様、
彼女は見えるままを話してくれました。
さっきまで泣いていた友人が、
自分に見えた女神という存在を絵に描き、
私に喜びを伝えようと夢中でした。
私はふと、
ご主人のこと、もうどうでもよくない?
と聞きくと、彼女は
、、どうでもいいわ、子供とこれから
どうやって暮らしていくか考える、
と言ったのです。
不思議な存在の出現に
瞬間で意識の次元が変わった彼女は、
小さい頃からやりたいことがあるのを
思い出したと、
しっかりした声で言ったのです。
それは
おくりびと。納棺師が、
彼女が子供の頃からやりたいこと。
黙ってしまった私に、彼女が言いました。
皆そうやって亡くなった人を恐れて忌み嫌う。
体があるから皆はいろいろ体験出来るでしょ。
その役目を終えたら、私はその体に
感謝の思いしか起きないの。
それが誰の体でも関係ないの。
どうして皆には、
この気持ちが起きないんだろうって、
子供の頃からずっと不思議だった。
自分はこれから父に頼んで納棺師になる、
と彼女は私に宣言しました。
そして葬儀屋のご両親の紹介で
納棺師の修行を始めました。
彼女に開いた能力は、納棺師の仕事の上では
注意が必要だという苦労話も、
それから時々会うと話してくれました。
彼女は子供3人を立派に育てながら納棺師の修行をし、一昨年、
自分の会社を持ったと知らせてくれました。
あのハワイの夜が始まりだったと
彼女はメールに書いていました。
人は魂と体を持つのを、
子供の頃から知っていた彼女に
自分が持っている使命があることを
ハワイの黄色い女神は
姿を現して思い出させた…
いつか、このこと書いていい?と彼女にたずねたら、
是非、と言ってくれました。
私と彼女の間では、人は単体ではなく、
生死が終わりではありません。
いろんな何かをハワイが示したように感じます。
(私が感じた大らかな女神のフラです)
長くなりましたがお読み頂き、ありがとうございます。ハワイの旅のまとめを、またいつか書こうと思います。