day66 軸を持たない自分軸。
昨年まで制作を続けてきた、リトルプレス『はぐみ』。その中にハグミビトという巻頭インタビュー取材記事があったのだが、そこで出逢った人が、いわゆる『自分軸否定派』だった。
ちょうどその頃のわたしは、自分軸についていろいろ考えさせられる時期だった。軸を持ったほうがいいとか、ブレてるとか、いろいろ助言をいただいたりしたのだが、自分では軸を持っているつもりだっただけに、むーん、な感じだったのだ。
そんな中で出逢った『自分軸否定派』の方の話を聞いたとき、あぁ、なんて素晴らしい世界だ!と思ったことを覚えている。
その人は、自分を『ドーナツの真ん中』に例えて説明してくれた。形としては存在しないけれど、周りのドーナツがあるからこそ、その中心にある[円形]が見えるのだと。
と、そんな話を思い出したのは他でもない、まゆちん先生こと、占星術とタロットの先生かげした真由子さんが、自分軸についてドーナツを用いて解説していたからだ。
ざっくり説明すると、あんドーナツ型とリングドーナツ型があること。
風と水のエレメントはリングドーナツ型で、その人たちはいわゆる自分軸というものが向いてないですよ、という感じ。詳しくは、期間限定だけれど動画を観てほしい。
恐らく『ドーナツの真ん中』と彼女が表現したのと同じで、このリングドーナツ型も、自分は形なき存在だけれど周りの人たちに認められ求められることで、輪郭がくっきりしてくるということなのだろう。
そしてわたしのホロスコープは、太陽、水星、ドラゴンヘッドが蠍座、月と火星が蟹座、アセンダントと金星が天秤座だ。
パーソナル天体が全てリングドーナツ型。
そりゃあ、あんドーナツ型の方々からしてみたら、自分軸なんて存在しないわけだ。探そうにも見つからない。
でも、周りを見渡せばたくさんのヒントがある。わたしにお願いしたいと言ってもらえることに対して、ひとつずつ応えていけば、自ずとドーナツはカタチづくられていく。
ちなみに、この自分軸に関するまゆちん先生のコミュニティがあるので、興味がある人は参加してみるとよいかと思う。
もちろんわたしも仲間に入れていただいた。
詳しくはYou Tubeの概要欄から。
かつてのわたしのように、自分軸という言葉に振り回され、惑わされて苦しんでいる人もいるかもしれない。
自分軸って絶対的じゃないし、自分軸の二元論になるのは違うと思っている。
どうかこれを知って、ひとりでもやさしい気持ちになれますように。
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