day85 シンクロニシティに導かれてみる旅。

先月の半ば頃から、ずっとわたしに向けたメッセージが届いていた。
それはお隣、秋田県の温泉地である『乳頭温泉』だった。

旦那さんが偶然観ていたテレビで、乳頭温泉を題材にしたドラマ仕立ての旅番組を放送していた。
このときは、へぇ、と思いながら観ていただけだった。

しかし翌日、相方さんとお昼ごはんに立ち寄ったお店で、前日と同じテレビ番組、しかも同じシーンが流れていたのだ。

その数日後、たまたま見たInstagramで、フォローしている大好きな方が、乳頭温泉に行っていたと知った。
このあたりで、だいぶ喚ばれてる感があったのだが、如何せん雪国。この雪深い極寒の時期に行くのは勇気がいると感じていた。

そしてまた数日後。わたしが受講しているシャーマニズム講座の講師であるアマラ京子さんが、講座の翌日に慰安旅行に行っていた。
そう、もちろん乳頭温泉だ。

これはもう、行くしかないだろうと思っていた。ひとりで行くべきか、誰かと行くべきか。誰かとなら、誰と行く？

いろいろ悩みに悩んだのだが、昨日の夜、口をついて出たのが、旦那さんに『明日乳頭温泉に行きたいから連れてって！』だった。

どの温泉に行くかは決められず、ひとまず現地に向かうことにした。

そして朝になり、支度をしていると、水汲みようのタンクを準備している。向かうついでに岩手山神社に寄って水汲みしようということだった。

吉方位を確認すると、田沢湖方面は凶方位。先に吉方位で時間を過ごしてから、まずは神社へと向かう。

神社で参拝を終えて水汲みをしていると、１台の車がやってきた。水汲み客かなと思いきや、何やら箱を取り出して御手水の横で何かを広げ始めたのだ。

覗き込むと、そこには御札や御守、御神籤などがあった。岩手山神社の社務所は無人のため、御札を買いたくても例大祭とかでもない限り買うことは無理だろうと思っていたのに、まさかこんなカタチで売っているとは！

しかも話を聞いてみると、いつも日曜日に来ているとのこと。何度か日曜にも来たことはあるが、何年も通っていて初めて出逢った、この奇跡。

と、神社の御札を購入し、御神籤を引いた。

初めて見た！半凶！

逆にレア過ぎて嬉しいくらいだ。しかも内容は全然悪くないし、11番のゾロ目。

ここから峠を越えて秋田県へ向かい、乳頭温泉を目指す。
最初に見えたのは休暇村、でももう少し行ってみようと、最初の情報で気になっていた『妙乃湯』に行ってみた。

しかしながら、入浴客が多かったようで人数制限されていたため、こちらは諦め、隣の大釜温泉に寄った。（写真はない）

お湯も良くて気持ち良い時間だったのだが、ここからわたしは、あることに気づいた。

お湯に浸かりながら、今日は下見だな、とまず思っていた。自分の運転でも来れそうだ、という確認。平日なら、妙の湯でも問題なく入れるだろうと思う。

そして、アマラ京子さんの書いていた温泉の情報を思い出して調べてみたのだが、京子さんの泊まった宿もまた、妙乃湯だったのだ！
ついでにテレビ番組のロケ地もここだ。乳頭温泉に喚ばれてるというより、妙乃湯に喚ばれてたのだ。

また、ここは旦那さんと一緒では駄目なのだというサイン。それが、御神籤の半凶だ。半分（温泉自体は）合ってるけど、半分（旦那さんと来ることは）間違い。
だから今日は違うのだ、と。

というわけで、今日は下見の旅。
また改めて妙乃湯に寄ってみることにする。
何故この温泉に喚ばれているのかは謎だけれど、行けばまた、何かが分かるのかもしれない。

もちろん大釜温泉もとても良いお湯だったし、乳頭温泉は盛岡からも気軽に行ける絶妙な距離感なので、妙乃湯に限らず何度か通って湯巡りしたい。

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