2021.11.13喉が渇く
資料館に入り浸っていたら、
すっかりご飯を食べるタイミングを逸してしまった。
帰りのバスの時間は間も無くだ。
空腹を埋めるべく、食べ物を探すも、ない。
仕方なく、あんぱんを手に取る。
これでしばしの空腹を紛らわす。
待てど暮らせどもこないバスは40分遅れでやってきた。
空腹は治らず。
サービスエリアでの時間は10分。この10分ではうどんも食べれない。
焼肉まんなるものを見つけ、それを食べることに。
しかし結局後悔。
同じ味のする肉に、ネチネチの小麦の生地。
少し予想はしていたものの、既製品はこういうことだよな。
満たされない私のお腹は、そのまま家まで持ち越された。
冷蔵庫の中に、鶏を揚げたものを見つけたのでそれを一切れ。
これも既製品だった。同じ味がする。舌がピリピリするやつだ。
またもやショック。
ご飯、梅干し、納豆、味噌汁。
その後に上書きしてみるも、ぽっかり空いた私の心は満たされない。
あぁ、渇く。
今朝食べた味噌汁のような、まめやの豆腐と、大島農園の野菜と、神戸でのFARMSTANDで買ってきたお味噌と。そんなお味噌汁のような。
あの満足感はどこへやら。
やわらかい陽の光の下、作家さんの器で、ゆうちゃんと食べたその朝ごはん。
それとは対照的。あまりにも、対照的だった。
しばらく家に帰らぬうちに、今まで使っていたお椀はなくなり、木のお椀になっていたが、
それはどこの木かもわからない、ニスで守られた、なんだか味気のないお椀だった。
ごはんの美味しさとは、総合的だ。
あぁ、白湯を飲んで流しているが、果たしてこの渇きはなんなのだ。
今日は家で一人だから尚更か。
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