何度受けてもやっぱり苦しい。それでも胃カメラを毎年続ける理由
人間ドックに行ってきました。人間ドックで一番気が重いのは、胃カメラです。
実は、会社指定の基本コースに含まれているのはバリウム検査で、胃カメラは含まれていません。6年前から自分で費用を負担して、胃カメラに変更しています。
なぜ自己負担までして胃カメラにしているかというと、バリウムの味が苦手だから。そして、検査の後、バリウムがなかなか出なくて、毎回トイレに立てこもり状態になってしまうからです。
しかし、胃カメラに変えたら変えたで、別の悩みがあります。カメラが喉の奥を通るとき、胃の中でカメラを動かしたときが本当に苦しい、気持ち悪い。私の友達は、あまりの苦しさに「もうできません」と泣いたそうです。
私が人間ドックを受けている施設では、カメラを鼻から入れるか、口から入れるか選べるので、最初は、鼻からを選択しました。その方が、カメラが小さくて苦しくないと聞いたからです。
ところが、カメラがなかなか入っていかない。右の鼻、左の鼻と何度か試して、ようやく入れることができたのですが、検査の後、鼻血が出てしまったのです(涙)。検査を担当した医師にも、鼻の奥が狭いから経鼻は向かないと言われてしまいました。
そして翌年、初めての経口胃カメラ検査に挑戦。検査前に麻酔薬を口の中に含んだまま、5分間待機します。喉の奥の方まで麻酔が効いてくると、唾をうまく飲み込めなくなって、この時点ですでにパニック!(看護師さんからは、唾は飲まずに全部吐き出してくださいと説明を受けていたのですが…)
検査台に横向きに寝て、カメラを通すためのマウスピースをくわえたら、いよいよカメラが入ってきます。身体に力が入ると、喉が閉まって、よけいカメラが入りづらくなるんです。わかっているけど、どうしても力が入る。看護師さんが優しく背中をさすって声をかけてくれます。看護師さんって天使だなぁと思う瞬間です。
どうにか喉を通って胃の中までカメラが入っても、お腹が押されるような感覚が気持ち悪い。検査中、ずっと「オエオエ」言っていて、涙も鼻水も出てきます。カメラを入れている時間は、たぶん5分あるかないかくらいだと思うのですが、果てしなく長く感じます。
これまで5回、経口の胃カメラを受けていますが、今回は過去最高に苦しかった!だんだん慣れてきて苦しくなくなる予定だったのに、全然慣れないし、前より苦しくなってるってどういうこと!?なんでわざわざ胃カメラを選んでるんだろうと毎回思います。
でも、胃カメラ検査に変えたおかげで、「ピロリ菌」を発見できました。除菌しても胃がんのリスクが高いらしく、毎年胃カメラを受けた方がいいそうです。他にも「逆流性食道炎」の傾向があるとか、X線検査では見えないところまでチェックしてもらえるのは、良い点だと思います。
年齢的にも、内視鏡の検査を受けた方がいいのはわかっています。苦しいし、気持ち悪いけれど、健康維持のために、ここは我慢するしかない。しかし、もうちょっと楽になれないものか。こうやったら少し楽になったよとか、何か良い方法があったら、教えていただけるとうれしいです。
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