思考と行動と運命について
自分語りもほどほどにして、今回はより建設的な
思考と行動と運命について書きたいと思います。
『思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。』
有名なマザー・テレサの格言です。
ご存じの方も多いと思います。
まぁ、彼女自身はかなり悪名高かったりしますが、、(ここではあえて書きません。是非調べてみて下さい。)
つまり、思考→言葉→行動→習慣→性格→運命
であり、思考が最終的には人々の運命を決定すると言っているのです。
では思考とは何でしょうか。
私は受けた情報刺激に対する解釈だと思っています。例えば、あなたが技術上達の為にバットの素振りを1日100回やるとしましょう。この情報に対して、一般人ならば『多いな、面倒だな』と感じることでしょう。しかし、あなたがプロ野球選手だったとしたら、むしろこれは少なく感じるのでは無いでしょうか。このように、受け手の立場が異なれば、一つの情報に対する解釈は異なるという訳です。
ネガティブな人々は常日頃、チャンスという情報を前にしても
『失敗して恥ずかしい思いをしたらどうしよう。』
『挑戦といっても何からしていいかわからない。』
『自分には能力が無いからきっとできない。』
というように考えてしまいがちです。
一方ポジティブな人は
『失敗することそのものが、次への道筋になる。』
『何からしていいか分からないけど、小さなことから始めてみよう。』
『足りない能力は努力で補うか、他の人に頼ろう。』
と考えることでしょう。
人生は大小様々なチャンスに溢れています。
そのチャンス(情報)に対して、ネガティブな解釈をし続けるのとポジティブな解釈をし続けるのでは、人生100年でかなり大きな差を産むのではないでしょうか。そう、この『差』こそが運命です。
思考が変われば、運命が変わります。
では、どうすれば思考は変わるでしょうか。
まずは行動を変えましょう。
え、さっき思考→言葉→行動って言ったのに、
どうして行動を先に変えるの??と思った人も
いるでしょう。
これについてはアメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された認知的不協和で説明できます。ざっくり言うと、本来の思考と全く違う行動をすると、そのギャップを埋めるために思考が歪むということです。
あなたに悲しい出来事があったとしましょう。本来はしばらくうつむいて酷く落ち込むはずです。ところがここで逆に上を向いて笑顔を作ると、脳は『悲しい出来事→でも笑顔だ→きっと最初から喜ぶべき出来事だったのだ』というように勝手に変換してくれます。僕は学生時代、鏡を見るたびに『お前はできる奴だ』と何回もいい続けました。すると『自分を見る→できる奴だと言う→できる奴だと自己認識していたのだ』といった具合に思考が変わっていきました。
認知的不協和の応用に慣れたら、その思考は定着し習慣化します。情報刺激に対する解釈の仕方がここで変わります。そうなればこちらの勝ち。あなたの運命は劇的に変わっていくでしょう。
いかがだったでしょう。
思考と行動と運命について書きました。
こうやって文字にすることで自分の考えが整理されて良いですね。
次回は地道な努力と習慣について掘り下げようと思います。