ラッキー世代の僕が思うこと。

昨今の日本では、若者を叩く老人と老人を叩く若者
ゆとりを叩くバブル、バブルを叩くゆとり。
こういった世代間の分断が、都市部を中心に起きており、様々なメディアを賑わせています。
コロナ禍で抑圧されているストレスをぶつける相手を皆探しているように感じます。

これはナショナリズムやポプュリズム等と類する
エイジズムとも言えるのではないでしょうか。

今勝手に命名した、エイジズムの観点からいえば、僕らは若者の中のラッキー世代という分類ができそうです。筆者の年齢は25歳ですが、1993年度~1995年度生まれの人達は、義務教育卒業までに所謂ゆとり教育を受け、大学卒業期にはアベノミクス最盛期での圧倒的売り手市場を追い風とすることができました。明らかに平成生まれのなかでは恵まれていると言えるでしょう。

一方でさらにそのすぐ上の世代はリーマン就職組がおり、下の後輩たちは今のコロナ禍の影響をもろに被っている事でしょう。

よく考えなくてもおかしい事だと思います。ただ世代が違うだけで、同じ能力でも社会に出たあとの待遇がことなってしまうのです。その一因が新卒一括採用にあります。新卒一括採用は学生にとっては非常に優しい制度です。しかし、一度道を外れてしまえば、もう戻ってこられない。その年の運に若者の命運がかけられてしまうです。

これを見ている40代以上の人々に言いたい。
彼らは現在こういった状況にさらされているのです。就活の不安がただでさえ大きい、それなのにも関わらずいざ内定が出ても祝勝会すらできないのです。卒業旅行さえできない。

どうしてこんな状況の人々にあれやこれやと文句をつけられるのでしょう。
エイジズムが許されるなら僕は言いたい。
学生最後の卒業旅行に費やす時間とコロナにかかった老人が生きられるはずだった時間

より価値の大きい時間は前者であると。。
それが優先されないのならば、せめてあなたたちは口をつむがなきゃならない義務があるのだと。

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