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〜ここに写っているもの全て、陶器なんです! もちろんお釜も茶杓もお棗も!〜

今年も行って来ました、
京都国立博物館の茶室『堪庵』で開催された
『わん碗ONE茶会』。

五条坂・茶わん坂ネットワークの主催で、
流儀の枠を超えて
京焼を紹介するお茶会なんです。

なので!
使われているお道具は全て陶器♫

見て下さい!
お釜も炉端も、棗もお茶杓も
全部、焼き物で出来ているんです。

陶器の釜は…初代山田東哉の南蛮筒釜、
炉端は…永楽妙全の仁清写釘隠象嵌、
棗は…初代澤村陶斎の菊桐絵棗だそうです。

通常は鉄や塗りなど、
陶器では作られない道具を
全て焼物で取り合わせていらっしゃいます。

お床にも
色鮮やかな作品が!

お菓子の器も素敵で惚れ惚れします…

そして!
お茶を供するお茶碗は
京焼を代表する人間国宝の河井寛次郎と清水卯一!

そして現役作家の皆々様の
素晴らしい作品がズラーっと並びます。

青磁や染付・祥瑞・高麗物・仁清写・乾山写など…
焼き物好きには垂涎のお茶碗で、お茶を飲める!

それだけでも、
贅沢極まりないのに!

お茶を飲んだあとは
「わん碗ONE展」の陶板を作られた川尻潤さんが
一碗一碗、丁寧に説明をして下さり…

ズラっと並んだ作品を
ためつすがめつ眺めたり、
触ったりすることが出来ましたっ♫

素晴らしい作品は
美術館や博物館でガラス越しに見ているだけでは
分かりません。

お茶を飲むために持ち上げて、
その重さと熱の伝わり方を手のひらで味わい…
くちびるで器を感じ
お茶の流れを身体で味わってこそ…なのです。

そして、
何より作った方と直接お会いする!!

夕陽の中の摩天楼のような川尻さんのお茶碗も
高台の、複雑なこと!!

いつも…派手で大胆な中に、
作品へのこだわりと愛を感じる作品は、
優しい川尻さんのお人柄が表れているようです。

大好きな焼き物を心ゆくまで楽しんで
堪能することが出来た至福の時間。

川尻さん、
そして五条坂・茶わん坂ネットワークの皆さん。
ご亭主をされた
武者小路千家、家元教授の木津宗詮さん。
素晴らしい時間を有難うございました(o^^o)


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