『写しではない!千利休作!?雪の中のお茶会は凄過ぎました!』
千利休と言う人の解釈は
茶道をしているとか、いないとか。
歴史の研究をしているとか。
それぞれの立場であまたあると思いますが…
私は…
彼はブランディングの天才。
サプライズな嗜好を取り入れた演出の天才。
茶道具のプロデュースの天才。
人が目にも止めない
無価値だと思い込んでいるものに
命を吹き込み
価値を創造する天才だと思っています。
暮らしの雑器を茶道具に見立てたり…
見事に咲いた朝顔を
一輪だけ残して全て引き抜いてしまったり…
お茶碗を八つ作り7人の弟子に一つずつ与え、
残った1番人気のないものに
『残り福』と名付け価値を作ったり…
残された逸話はかず数えきれません。
とは言え、あくまで話。
目にすることは出来ないのです。
『写し』もありますが、
あくまで『写し』。
これまで、
千利休がその手で作ったものを
直接目にしたことはありませんでした。
ところが!!
先日、
熱海のMOA美術館で行われた『光琳茶会』で!
な、な、なんと!!
利休作の…
花入、茶杓に出会ってしまったのです (*゚▽゚*)
!!!
千利休の…その手で削られた茶杓。
バランス良く切られた竹の花入が、
私の目の前にあるではないですか!!
ガラスケースに入っている訳でもなく、
私と花入、茶杓の間にあるのは…空気だけ。
ひゃあ、あ、ああ、あああ、あ…
ドキドキどきどき…
心臓がバクバク言って、
頭がクラクラしました。
一手一手、丁寧に削られた茶杓には
千利休の美学、哲学が見て取れると思うのです。
茶杓、花入を通して
間接的に千利休に触れることが出来た、
そんな感覚に
テンションが上がります。
本当に素晴らしい機会を頂きました。
千利休だけでなく、
光悦、光琳、乾山、のんかう、仁清…
お茶会にはスーパースターな皆さんの逸品が!!
もちろん『写し』ではありません!
雪の三連休。
席を持たれた…
武者小路千家のお家元、若宗匠。
MOA美術館の皆様。
感謝してもしきれないひと時を
有難うございました(o^^o)
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