【紀行】ペルー・ブラジル旅行(その3) ナスカにたどり着くまで編
時差ボケにもならず、羽田からロスへ
1日目に伊丹から羽田に移動し、羽田で添乗員の貝原さん(女性)と初対面。ただ、ツアーメンバーは席がバラバラなので、全員顔を合わせるのは、トランジットのロスの空港だ。南米は直行便がないので、今回はアメリカ経由になる。そのため、トランジットでもアメリカのESTA(エスタ・入国許可登録)を取らなければならない。旅行代理店に依頼することもできるが、それくらいは自分でやってみようと、インターネットで申し込んだ。2024年時点で登録料は21$。旅行説明会で「偽サイトがあるから、くれぐれも気をつけるように」と再三注意があった。ESTAのアプリもおとして提示できるようにし、プリントアウトも準備しておく。
羽田―ロス間は、初めてのプレミアムエコノミーをとってみた。エコノミーの3席分が2席になっているので、広い。2人で旅行するなら、就寝タイムのある長時間飛行の時のトイレの出入り等、もう1人に気を遣わなくてもいいので気が楽だ。それで十分だったが、食事やアメニティもエコノミーよりちょっといいみたいだった。機内スリッパは、後のホテルでも重宝した。それに、出発時にJALのラウンジに入れたので、ゆっくり飲み物や軽食をいただきながら待ち時間を過ごせた。
ちょうど相方がこの日に誕生日だったのだが、なんと機内でJALからプレゼントをいただいた。ひと言メッセージとお菓子、飛行機のミニキット(プレゼントは全年齢対象で1種類なのね)などが入っていた。
そして、ロス行きのせいか、キャビンアテンダントさんから、「大谷選手を観に行くのですか?」と聞かれた。すみません、メジャーリーグもオオタニさんも無視して、ペルーに行っちゃうんです。多いのね、そういう人が。
私は、日付変更線を越えるのは初めてだが、時差は、経由地ロサンゼルスは日本と時差が16時間、ペルーのリマが14時間になる。なので、羽田を1日目の6月19日17時に旅立って、10時間乗ったら、時間が戻ってロスに同じ日の11時に着いた……ということになる。まあ、オタクは夜も昼も活動しているので、あまり時差ぼけがなく、素直に状況を受け止める。最近のiPhoneは、現地について機内モードを解除すると勝手に現地時間に変わる。人間よりも順応性が高い。
ロスからリマへ ラタム航空2時間遅れ
ロスに11時について、国際線出発が21時なので、その間近くのホテルの部屋で休憩がとれた。とは言っても、入国審査、出国審査などがあるので、ホテル滞在は3時間ほどだ。でも、身体を伸ばして横になれるのはありがたい。
ロスからペルーのリマには、ラタム航空だ。チリの航空会社らしい。……そして、なかなか「搭乗手続きが始まらないな」と思っていたら、表示がでて、出発が2時間おくれた。いや、別にそんなに驚かないけど。長い初日が終わらんとする23時頃に出発、約8時間、リマとの時差は2時間。そんな夜中でもしっかり夕食と朝の軽食の機内食があった。
リマの半日観光とパルカスへ
2日目の朝、2時間遅れでリマに着くと、現地ガイドのヤマナカさん(女性)が迎えてくれた。リマ市内のアルマス広場、サンフランシスコ教会などを半日観光する。ここで、登場するのがイヤホンガイド。各自事前に渡されているイヤホンを装着して、ガイドさんのしゃべる説明をきく。ちょっと離れていてもよく聞こえる。今までのツアーにはなかったぞ! 進化しているなぁ。
アルマス広場は、大統領官邸や市役所、カテドラル等いろいろな公共施設もならんでいて、社会見学らしき子ども達がいっぱいいた。図書館もあって、トイレが無料なのでお借りする。
昼食をすまして、バスでパラカスに向かう。パラカスはナスカとリマの中間地点ぐらいにあるリゾート地。今は季節が冬なので、シーズンオフらしい。
パラカスまではバスで4時間かかるが、ちょうどその中間点ぐらいにトイレ休憩兼の土産物屋があった。日本にも留学した店主が、トイレがたくさんあり、土産物も個包装で、価格表示が明確で、小分けの袋もあるという日本人仕様の店をつくった。確かに公共トイレはほとんどなく、バスを降りて立ちションというわけにはいかないので、大人数の日本人ツアーにはありがたい。WinWinの関係なのね。ちょっと価格は高いかもしれないが、値切り交渉は疲れるので、ここで土産の義理をはたせる。
夕方、パラカスのホテルに着き、明日はいよいよナスカだ!