KIACコミュニティプログラム_タケノ時空間散歩『この家で』2022年リサーチ日記 7
11月27日(日)
轟(とどろき)地区にある中竹野コミュニティ主催の松永正博さんと太田修さんのご案内による「蓮華寺紅葉狩り」に参加。先日奥須井ですれ違った漁師さんの車は、松永さんだったと判明しました。
蓮華寺に向かう前に少し集落を歩き、野菜やお茶碗を洗う用途で生活用水路に青井石を敷いて作られた「川イト」や、残念ながら火事で7、8年前に焼けてしまい立派な門と庭だけが残る大庄屋だったお屋敷の見学に。松永さんがどこからか捕まえてきた赤腹イモリの赤ちゃんを手のひらに載せて見せてもらいました。可愛い!イモリが増えた年は雪が多く降ると言われているそうです。
蓮華寺では和尚さんにご挨拶してから、まず石仏巡の山道へ。朴の木を初めて見ました。朴葉味噌作れますね。奥の院から思いがけず竹野の浜辺りが見えて驚きましたが、太古にはここ轟地区まで海が入り込んでいたという地形が想像できます。そして、浜の花火大会見物の穴場かも。
本堂にお参りして和尚さまのお話しを聞き、客殿では、キリスト教者であり木曜と月曜に路傍伝道をしていた木月道人の水墨画による襖絵も拝観。蓮華寺ではお盆の施餓鬼(せがき)供養として奉納される「太鼓踊り」が、また境内の森神社の秋の祭礼として、遊び獅子と大神楽が奉納されるとのこと。
解散後に中竹野コミュニティの地図を見て気になっていた、鬼神谷の須恵器窯跡について松永さんに尋ねると、近いので行きましょうと案内してくださいました。貴重な遺跡であるのにほぼ放置状態で、ご一緒しなかったら、おそらくどこが窯跡なのかわからなかったかもしれません。
今回のリサーチではKIAC帰館後に毎日の出来事や印象をホワイトボードに書き込みつつミーティングを行っていました。
その日の出来事や文献で読んだことと実際に聞いたこととの違いなどを書き込みつつ、かなりマニアックな地図となって行き、毎日のこのプロセスは大いに楽しい時間でした。
続きは下の2022年リサーチ日記8へ。
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