KIACコミュニティプログラム_タケノ時空間散歩『この家で』2023年リサーチ日記 4
10月22日(日)
雨もすっかり上がった秋日和。朝7時過ぎから阿金谷(あこんだに)へ。行きの道中は風がかなり強く、肌寒い中を歩く。城崎から鋳物師戻峠を越えて竹野に出るあたりにあり、いつも横目で見て気になっていた阿故谷神社に参拝。参道の階段に差し掛かると風も止み、昨日の雨に濡れた緑が木漏れ日に美しい。神社の構造は小さいながらも拝殿と本殿が廊下で繋がれた様式(権現造というらしい)。御祭神は五百筒磐石命(いおづついわいしのみこと)。
道路を挟んだ参道下には狛犬さんと石段が見えるが、阿故谷神社側からは柵扉が閉まっていて降りられない。阿金谷集落へ入って見ると、その石段下の鳥居には石原神社とある。その別名が阿故谷神社なのだそう。
集落の奥へ歩く。山からの水を活用するためにつくられたと思われる水路が流れる、朝日の当たる谷の集落の光景が気持ちいい。
水路脇の家並みには、各家へ掛けられたコンクリ製の橋が。それらの橋には、水路に降りるための簡単な木製梯子階段があり、川イトと呼ばれる洗い場(おそらくお野菜とかを洗ってる)として使っている様子。現在でも日常の中でイトが活用されている集落は、はじめて見ました。
竹野には100年前にドイツから輸入したグランドピアノがあります。竹野小学校で長年愛用された後、「ふれあい会館」に置かれていましたが、会館の閉鎖に伴いシーサイドホテルへ引越すことに。竹野の人々の思い出が詰まったピアノにちなんだふれあい会館最後のイベント「ふれあい芸能まつり」に出かけました。実行委員長は写真家のBozzoさん。
見知りの方々も多々出演。みなさま本当に多才です。最初に行ったパフォーマンスにサックスで共演していただいて以来、なにかとご協力やアドバイスをいただいている田村さんの3Pジャズバンドも。田村さんはやっぱりとってもカッコよいです!竹野へのきっかけをいただいた移住支援のNPO法人「たけのかぞく」の芙蓉さんのバイオリン演奏にもびっくり!ひさびさに会った芙蓉さんは綺麗な坊主ヘアになっていて、それもまた感動的にお似合いで無茶苦茶ステキでした。
続きは下の2023年リサーチ日記5へ。
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