KIACコミュニティプログラム_タケノ時空間散歩『この家で』2024年リサーチ日記2
10月6日
竹野町椒(はじかみ)地区にある㯮椒(ほそき)神社には、平安時代の木彫りの彩色狛犬一対がおられると文献で知り、昨年のリサーチ時に訪れたのですが、拝殿の扉が閉まっていてお会いできず、竹野での心残りのひとつとなっていました。後日管理しておられる豊岡の小田井縣神社の稲垣宮司とお電話でお話ししたところ、秋の例祭は拝殿を開けて、地元の方々も集まるとお伺いし、これは是非行かねばと思っていました。
車を運転しない私が自力で行くとすると、豊岡駅から非常に本数の限られたバスで森本まで行き、椒までは片道1時間半ほど歩くことになります。午後二時からはじまる例祭に行くにはどうにもその手段では無理で、KIACの志賀館長が豊岡駅まで迎えに来てくれることになりました。舞踏家の岩下徹さんも同行して、まずは床瀬の三椒庵さんでお昼。なんとも滋味ある手作り刺身こんにゃくや落花生豆腐など、そして十割蕎麦は生涯一番の絶品でした!
石段、なだらかな道、木の根道と、神聖な気配が深まっていく参道は、氏子中によって掃き清められていっそう美しく感じました。参拝のみなさまより少し早い時間に上がったので、総代の信免さんのご厚意で、数年越しでお会いしたかった木彫狛犬さんについに間近でご対面!
稲垣宮司さまや集まった土地の方々ともいろいろとお話しができて、清々しく和やかな秋晴れの1日をすごすことができました。
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