学校の同調圧力について

「学校大好き!」「学校楽しい!」という人もきっといますよね。
私も割と学校は好きな方でした。

だけど、「学校が楽しくない」「できれば行きたくない」と感じている人もけっこういそうです。

学校が「安全で、安心できて、楽しく学べる場所」だったら、きっと、ほとんどの子どもたちが学校に行くでしょう。

しかし、現在、全国で約30万人の子が不登校といわれています。
少子化が進んでいるのに、不登校者数は年々増え続けています。

ということは、
学校が、安全でなかったり、安心できなかったり、楽しく学べない場所だと感じる子が増えているということなのではないでしょうか。

そう感じる理由の1つとして、私は同調圧力というものがあるのではないかと思っています。

※同調圧力とは、地域共同体や職場などある特定の同等集団において意思決定、合意形成を行う際に、少数意見を有する者に対して、暗黙のうちに多数意見に合わせるように誘導することを指す。

ウィキペディア

集団のルールに従わない人に対して、集団の他のメンバーが圧力をかけることですね。

コロナの時、マスクをはずしている子に対して
強い口調で注意する子もいましたし、
学習に関係のないものを学校に持っていくと、そのことを責められてしまったり。
やりたい、やりたくないに関係なく、学校行事に参加したり。

また、学校の先生方がクラスや子どもたちを統率するために、
この同調圧力を利用する
という場合もあるかもしれません。
そんな先生方もきっと悪気はないのだと思います。
だって、教員時代の私がそうだったから(黒歴史・・・)。

先生たちがこの同調圧力を利用することで、
同調圧力を肯定する雰囲気が出来上がってしまい、みんなと違う言動をとりづらい環境が、きっと出来上がっていくでしょう。

繊細な子や自分軸のしっかりしている子などは、
こういった雰囲気自体が苦手なのではないかと思いますし、個性の強い少数派の子どもたちにとっても、居心地は良くないでしょう。

自分の意見を堂々と言えず、のびのび過ごせない環境に好んでいたいとは思わないでしょう。

誰もがお互いを尊重できるようになれば、
学校はもっと安全で安心できる場所になるのではないでしょうか。



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