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まさか自分が変形性膝関節症になるなんて。

こんにちは、ナオミです。突然ですが加齢って恐ろしい、「変形性膝関節症」になりました。

普段から運動もしているし、まさか自分がそれになるとは思ってもみませんでした。発症から数ヶ月が経ち、記録のためにも症状の変化や治療の変遷を覚えている範囲で書き残したいと思います。以下は私の個人的な体験やネットの情報をまとめたものです。専門的知識があるわけではないので、読み物としてお楽しみください。

まず、変形性膝関節症とは

筋力低下、加齢、肥満などのきっかけにより膝関節の機能が低下して、膝軟骨や半月板のかみ合わせが緩んだり変形や断裂を起こし、多くが炎症による関節液の過剰滞留があり、痛みを伴う病気である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

最初は長引く痺れから、そのうち歩けないほどの痛みに

思えば初めは、準備運動で屈伸した時、ふくらはぎの上部が痺れるような違和感でした。それが翌日になっても治らず、マッサージやストレッチをしても改善する様子が全くありませんでした。しかも徐々に膝に痛みが出て曲げ伸ばしがしづらくなり約1週間後、とうとう普通に歩けないぐらい痛みを感じるようになりました。よく見れば、痛めている膝は大きく腫れ上がり、素人でも一見して正常ではないことがわかりました。

観念して病院に行きレントゲンやMRI検査を受けました。MRIは初めてだったのですが、動く台に横たわり、トンネル状の装置の中で該当する部位を撮影します。しかも、撮影時はヘッドフォンはするものの、ものすごい機械音がします。検査の方からも、途中でやめたければこのボタンを押して知らせてくださいと言われました。気分が悪くなる人がいるのもわかります。

そんな幾多の困難を乗り越えて得られた検査結果を見た医師の診断は、膝の内側の隙間が狭くなっている、つまり「変形性膝関節症」とのことでした。幸い、半月板やその他軟部組織に損傷は無いとのことでした。事前にネットで症状を調べていたのである程度予測はしていましたが、それでも改めて明確に言われるととてもショックでした。年齢的に早くない?

そして、膝の外側の上部に太い注射を刺すと、徐々に黄色く透明な液体が溜まります。これが世に言う「膝の水を抜く」というものかと思いました。その量は25mlあり、抜いた後は膝の圧迫が取れ非常に楽になったことを覚えています。その後、ヒアルロン酸を同じように太い注射針で注入されました。その日は炎症を抑える薬と湿布薬(ロキソニンテープ)を処方され帰りました。長く根気のいる治療の始まりでした。

とにかく炎症を抑え、可動域を広げて、筋力をつける

今振り返って思うと、大きく3つのケアがあったと思います。それは、炎症で腫れあがっている状態を抑え、膝の可動域(曲げ伸ばし)を広げて、そして膝に関係する筋力をつけることです。またその回復は非線形で、良くなったり悪くなったりを繰り返しました。焦らず腐らず向き合っていくしかありませんでした。

炎症を抑える

当初は膝のお皿(膝蓋)がわからないぐらい、腫れ上がっていて、手で支えないと膝を伸ばすことができず、もちろん伸びきりません。また曲げるのも確か直角よりもう少し曲がるぐらいだったと思います。つまりある程度の範囲しか動かない。

普段の生活では、同じ姿勢でいることがつらかったことをおぼえています。例えば椅子に座るのも30分から1時間程度で、途中で痺れてしまうのでマッサージしたり伸ばしたりしました。また平坦な歩行も遅く他の人にどんどん抜かれて、しかも10分ぐらいしか歩けません。階段はとても昇り降りできる状態ではなかったので、いつも使う階段を横目に遠回りして改札を目指しました。バリアフリールートに詳しくなりました。電車も横揺れに耐えられず座席を探す始末。バスの座席も席によっては、私にとってはかなりの角度で脚を曲げる必要があったため痺れてきてしまい、結局途中で降りて他の手段で帰ったこともありました。

一番辛かったのは、夜に眠る時で、仰向けでも横向きでもどちらを向いても痛いのです。試行錯誤の末、仰向けで膝の下にタオルを当てて膝を軽く曲げた状態で寝るのが良かったと思います。それでも夜中に痛くて起きてしまいなかなか眠れない。そして朝になると膝は固まり脚全体が冷たくなっているので、早速マッサージをし膝を伸ばすストレッチをするのでした。

病院には週に1回行き、膝の水を抜き、ヒアルロン酸の注入、リハビリを行いました。また普段は炎症を抑える薬を飲み、特に痛い膝の外側と内側にロキソニンテープを貼りました。歩きすぎ等で熱を持った時は冷却剤で冷やしました。冷凍庫には常に冷却剤を用意していました。

この頃は外出自体が勇気のいることでした。ちょっと調子が良いからと、階段を上がろうとしたら途中から痛みが激しくて動けなくなり周りの人に助けてもらってなんとかたどり着いたこともありました。また、見た目はとても膝が悪いようには見えないので、混んでる電車やバスで座ったり、エレベーターに並んだりすると白い目で見られました。

動けば痛いし、動かなければ固まっていくしバランスの難しい時期でした。次は可動域を広げる(マッサージやストレッチなど)について書いてみたいと思います。

では、また。


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