きっと、うまくいく
いい映画を観ました。
インド映画『きっと、うまくいく』
2013年の映画ですが、今の社会にも通じる問題と価値観が散りばめられた映画で、キャリアの理論に通じるものがありました。
エンジニアになることが成功者の証とするインド社会で、エリートエンジニアが集まる大学で巻き起こる事件を、コミカルにときにシリアスに描くこの作品で思うことは、いつの時代も社会の価値観というのは面倒なものだということ。
主人公は三人。機械が好きで成績優秀なランチャー、父親にエンジニアになることを義務づけられたファルハン、臆病者のラージュー。
ランチャーはインド社会の構造に疑問を抱き学長に盾突きます。そんなランチャーと一緒に行動するファルハンとラージューはいつも大学で最下位の成績をとり、三人はとにかく学長からうとまれながら人生と向き合うのです。
ランチャーの「何のためのNo.1か」「機械が好きだから情熱がある」「お前の情熱はなんだ」「才能を生かせる仕事をするべきだ」というセリフが胸を打ちます。
「キャリアデザイン」とはこういうことです。
行動を起こすことで自分の人生を生きる三人の主人公に【キャリア】の大切さを学ぶことができ、今の時代でも色あせることなく問題をぶつけてくるこの映画は、人生に悩み迷う人たちに見て欲しい映画です。
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