29日目:『グッド・ドクター』アメリカ版にハマってます
ここ数年、私と夫が気に入っている海外ドラマがある。
それは
アメリカ版の『グッド・ドクター』
もともとは韓国で作られた作品。それをアメリカでリメイクし、人気が出たこともありその後シリーズ化され、現時点でシーズン4まで続いている。(アメリカでは、シーズン5の放送が9月から開始予定だそう)
そして今日本でも、そのシーズン4がWOWOWにて放送中!!我が家ももちろん毎週録画して、週末に夫婦で楽しんで見ている。
(日本でもリメイクされてましたね。我が家は離脱しましたが)
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アメリカ版の製作陣は有名な方ばかりのようだが、私としては主演のフレディ・ハイモアが製作(何話か脚本も手がけている)に携わっていることに注目したい。
彼は『ネバーランド』や『チャーリーとチョコレート工場』などの映画にも出演しており、子役から活躍している俳優さんである。
しかしながら、しっかり学業にも励み、ケンブリッジ大学をダブルファーストの学位で卒業していたり、大学ではスペイン語とアラビア語を専攻し、英語の他にフランス語、スペイン語を流暢に話すことができたりと、なかなかスゴイお方のよう。
彼はこの作品についてのインタビューで、役作りについてこう述べている。(概要)
「医師という側面よりは、自閉症という側面にフォーカスを当て、できる限りリアルに見えるようにした」
「医師の基本的な動作ならリハーサルで十分習得できるのに対し、自閉症に関しては、きちんと理解して、最大限に配慮する必要があった」
「自閉症者はひとくくりに語れない。だからショーンの個性(話し方や動き方が独特で、物事に固執するところもあるなど)もしっかり打ち出すようにした」
まさに彼の演技は、このインタビューの内容通り、自閉症についてしっかりと学び理解した上で、ショーンという一人の青年をよりリアルに表現できていると感じる。
セリフだけでなく、目線や発声、体の使い方など細かいところまで気を配り、自閉症であるショーンをていねいに魅力的に演じている。
物語の中身についても、(特に日本の作品に)よくある障害のある人の努力だとか、特殊能力の凄さだとかを大袈裟にアピールする脚本にはなっておらず、個性的な主人公が社会の中でどのように生活し、周りの人々とかかわりながらどのように成長していくのかを、とても客観的・多面的に描いていて好感が持てる。
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てことで、結論。
本当に素晴らしい作品なので、たくさんの人に観てもらいたい!!
シーズン3までならすでにDVDになっていると思うので、もし面白そうだなと感じた方がいたら、ぜひレンタルして観てみてほしいです。
以上、私が好きな海外ドラマのご紹介でした〜。