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読書会を開催しました!

こんにちは!
先週の日曜日、野本さんの本「子どもが教育を選ぶ時代へ」の読書会を開催しました。企画を提案いただいた、金子さん、ご参加いただいた15名の皆様、素敵な出会いをありがとうございました。皆さんからも多くの学びのきっかけをいただきました。



\さっそくアケガワさんがまとめてくれました/

読書会の中では、金子さんが何故この会を企画しようと思ったか、そして私の自己紹介やオランダに移住した経緯、そして私が元学校教員として見るこの国の教育の話や、保護者として感じているオランダの保護者と学校の関係性などについてお話しをさせてもらいました。

その時の内容を参加者のアケガワさんがさっそくまとめてくださっていますので、よければご覧ください!

問われているのは「大人の主体性」

こちらで暮らしていると、いかに大人が主体的に動いているかがわかります。もちろん雰囲気による学校差はあるとは思いますが、私の周囲の保護者はかなり主体的に学校を支える方向で動いているように見えます。また、学校も主体的に、積極的に保護者に助けを求めています。

私が訪れた学校でも、先生たちは「困ったら保護者を頼りますよ〜」という感じで、保護者もまた「困ったことがあればみんなで分担しましょ〜」という感じの学校が多かったです。

「学校とは学校だけで運営されるもの」という考えを強く持ってしまうと、「やってくれない」「学校はわかっていない」という気持ちが芽生えやすくなるかもしれません。そうではなく、学校も心を開くことで保護者を良い意味で"活用"して、保護者もまた主体的に「何かできることないですか?」と学校に歩み寄っていく。そういう関係性が学校と社会の境界線をグレーに変えていく、参加型社会を作っていくのではないかと思っています。

そして、何より良いのは、子どもたちがそういった「大人たちが協働する様子」を見ることで、「自分たちで作り上げる」という姿勢や在り方を学ぶところなのではないかと思います。

主体性の一部が"発信"や"周囲への共有"

この会の最後にお話ししたのは「今日学んだことを、是非シェアしてください」ということでした。これは何も「三島さんが…」と私の名前を出して欲しいということではなく、自分が得た考えや、新しい価値観を周囲に知らせることこそが「大人の主体性の一歩」だと捉えて欲しいということです。

せっかくの学びや「これ良い!」と思ったことを、自分だけで抱えるのではなく、それを周囲に伝えていく、チームをつくっていく、大きなうねりにかえて変化を起こしていく。自分自身が発信して伝えていくことが主体性の種になるのではないかと思っています。

子どもたちを主体的にしたいのであれば、まずは大人が主体的であることが求められる。…というか、オランダで暮らす大人たちは自然と主体的な部分が多い(と感じる)ので、それがどんどん子どもたちに伝わっているんじゃないかな。と思っています。

やっぱり「大人と子どもは別」と切り離していては、望むような力は身につきにくいように感じるのです。これは自戒の念も込めて。ということで、良き見本になれるよう、大人の主体性、主体的な行動を見直すように私も生活していきたい次第です。

オランダの教育について

今回は全体的に本の内容というよりは、オランダの教育の在り方についての質問が多かったので、そういったものにお答えする時間となってしまいました…ただ、読書会ということもあって、手にとって読まれた方々には教育に対する課題意識や変化への意欲的な態度があり、とても良い雰囲気だったように思います!

改めてご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

今度はもっと本格的に本の内容に突っ込んでいっても面白いかも!?と思っています!



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三島菜央<🇳🇱オランダ在住/元高等学校教諭>
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