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ポプラ日和

ニューヨーク市郊外に住んでいる。
4階にあるこの部屋の窓は、床から120センチほどの高さに設置されている。
窓が切り取る外の景色は、だからほとんど空に占められていて、日本にいたときよりもずっと、「空」を近くに感じる。

今朝、この空には綿毛がふわふわ。
きっと外を歩いていたら、髪にも服にもまとわりついてくるだろうなってくらいに飛んでいるものだから、調べてみたら、正体はポプラだった。

5月下旬から6月初旬にかけて、アメリカ各地で見られるらしいこの現象は、私に、異国にいることを再確認させるのには十分な力を発揮する。

今日はこれからESL。英語を第二言語として学ぶ人たちのためのクラスに参加してくる。
生徒の国籍も年齢もさまざまではあるものの、互いに英語をまだ得意としていないこともあって、だいぶ打ち解けてきた気がしている。

このクラスで私は「Nao」と呼ばれる。
照れ臭くて、私の場合は相手に名前で呼びかけることは少ないのだけれど、呼ばれたらとってもハッピーな気持ちになるので、私も今日は思い切って呼んでみたい。

スモールステップから、はじめよう。


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