ロミロミとは何か?❷【皮膚という脳】

山口 創 著 「皮膚という脳」



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ALOHA!

ロミロミとは何か? 2回目は、古代から伝わるロミロミを、現代の私たちが行う時、どの様にその効果を説明出来るか??をお話ししたいと思います。

前回のブログ❶では、ロミロミの呪術的な部分は現代に於いては殆ど伝えられていないことを書きました。
古代に於いて、そもそもカフナとは、医療的分野だけで無く、例えばカヌー作りやアヴァを扱う等々様々な
カフナがいたと言われています。
更に医学的分野の中にも専門が別れており、呪術や占いの専門、また、薬草の専門、そして肉体…フィジカル面担当と、その役割が別れていたといいます。


さて、ロミロミハーラウの授業の中で、必ず「皮膚という脳」(山口創 著)という本を紹介しています。

この本は、皮膚が如何に賢いか…を解いています。

しかしここで出てくる皮膚へのタッチやマッサージは、【ロミロミ】に限った話ではなく、あらゆる種類の皮膚に直接触れるマッサージが対象となります。科学的、医学的見地から書かれた本です。

この本のポイントは、皮膚は1番大きな臓器である、という考え方であり、生まれたての赤ちゃん、いや、生まれる前から、新しい生命は皮膚からあらゆるものを感じ取っていて、五感のうちの触感というのは、温度、圧力、振動、そして皮膚が色を見分ける…など、多岐にわたる皮膚の能力が紹介されています。
皮膚は、想像を超えて非常に多くの情報をキャッチ出来るのです。

そこには、愛情や安心感を感じ取るセンサーがあり、また、第六感の様なものも実は皮膚で感じ取っている可能性もあるという。

ここで私が感じたのは、
霊感がある人と無い人の差は、視覚や聴覚よりも、実はこの触感が発達した人なのかも知れない、という事です。
サイキック能力の全ては脳のタイプのみならず、皮膚の感覚が鋭いのではないか?。
霊やオーラの存在は、温度で感じることがある。その皮膚で感じた温度を脳は「見る事」で理解しようとして視覚に置き換えているのではないか?。。。


この様に皮膚は、自分の外側の様々な情報をキャッチしています。また、自分と他人を隔てるバリアの存在でもあります。

その皮膚を、信頼のおける人に撫でられると身体にはどんな反応があるでしょうか?

●人は撫でられることで安全で親密な関係性をその人と築きます。
それにより、
●副交感神経の活発化
●心拍数や血圧の低下
●それらによりコルチゾールが低下し、ストレスが低下する
●ストレス低下により安心することでオキシトシンが分泌する
●「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンによりリラクゼーション効果が高まります。

つまり、人は人に撫でられると、リラックスし、特定の誰かというより、宇宙や地球から「愛されている」と感じ、それは心の安定となります。

赤ちゃんや小さな子どもへのスキンシップがいかに大切か?愛情のあるスキンシップをたっぷり受けた子どもは心の安定感の大きな人に育ちます。

私の子育て・・・
子どもに習い事をさせるより、とにかく触れ合え!、赤ちゃんはベッドに置くな抱っこしろ!…それは無料の精神安定を子どもに与えていると私は信じて息子を育てていました。しかし、そんな信条を持たなくても、赤ちゃんは四六時中抱っこしてないと泣くし、小さな子どもは習い事よりお母さんと遊んだり手を繋いでお散歩してる方が楽しそうにするので、大切なことは子どもが全部教えてくれました。

その結果…わたしの腰はぎっくり腰になるわ、慢性疲労でグッタリした時もあったが、それでも自分の命が息子にインストールされている様で、自分の命をあげて育ててる感覚は私の喜びでもありました。そして、この感覚は私のロミロミの基礎となっていきました。

子育てのみならず、この流れは、同様に大人の場合も精神を安定させ、自己治癒力や免疫力を高めます。スキンシップは良い事尽くめです。

私は、身内や仲の良い人には、「誰かから素肌をマッサージされることは無二の健康法。だから、私の所じゃ無くても全く構わないから、お金で買ってでも信頼出来るセラピストを見つけてオイルで素肌をマッサージしてもらって!」と、伝えています。

多くの人は病院の検査が病気を避ける手段と考えますが、それと体のトリートメントやメンテナンスは全くの別物です。
ロミロミなどのオイルトリートメントは健康を底支えするものです。しかも気持ちが良い。
本当に宣伝なんかでは無く、これを知ってるか知らないかで健康に差がつくと私は実感しています。

ある意味、夫婦や恋人と、素肌で良く触れ合っている場合はロミロミの必要も無いかも知れません。
異性との触れ合いと、ロミロミの触れ合いでは意味も内容も違いますが、しかし誰かに触れられているということは共通しています。(当然だがストレスを感じる触れ合いなら避けた方がよいです)

よく、「ロミロミしてもらって暫くは気分が良いが、1週間もすればまた元に戻ってしまう…」という声を聞く事もあります。

しかし、まず1週間も効果が持てば、ある意味最高にお得だと思います。
定期的に人に触れてもらう機会を持っている人の身体や脳は、どんなに疲れていても、例えば月末にはロミロミで癒されるから大丈夫…と、疲れのリミットが決まっているので脳も身体も悲観的になりません。だから疲れない身体になる。
しかし、果てしなく見えないゴール目指して疲れた身体を引きずり過ぎれば、コーヒーやアルコールから始まり、次は薬やサプリやドリンク剤などに頼ることになります。
これは疲れたままの身体を誤魔化すことになる。
疲れを薬で護摩化して何年も働き続ければ、本来より速い速度で100%病気になります。

お金で買ってでも定期的にオキシトシンを出す触れ合いの時間を持った方が、身体の治癒力が高まるので健康寿命が伸びます。

前回のブログで母をロミロミしてましたが、母をロミロミする度に、「こういうもの(ロミロミ)がある事を知ってる人と、知らない人がいるけど・・・知ってると知らないとじゃ全然違うよね、人生変わっちゃうよね…」と、ロミロミの後、嬉しいご意見を言ってくれました。



現在88歳の母ですが、旅行に行く度、温泉で頭をシャンプーしながらロミロミ、宿のベッドでは身体をロミロミしてあげています。
父は20年以上前に亡くなり、生活の中で人と触れ合うことがめっきり減った母ですが、そしてかなり照れ屋でツンデレなので、ロミロミしようとするといつも最初は「いいわよ、あんたが疲れるから…」と断って来ますが、無理矢理押し倒し?!、ロミロミを始めると大人しくなり、終わるとびっくりするほど機嫌が良くなります。オキシトシン効果でしょう。

そして、暫くの間、母は幸せな顔をしています。

たとえ数ヶ月に一度でも、こういう時間を持ってる人と持っていない人では、目に見えない健康指数は全く違って来ると思います。
高齢者は、自分が社会で役立って無い、人から必要とされてないと感じれば早く病気になりますが、こうしたスキンシップを持つことで、自分は大切な存在である…と脳が感じ取ることで、理屈抜きに自分が生きる意味を味わうことが出来る。これは健康をキープする鍵だと思います。

病院に連れて行ったり薬を飲ませることも大事かも知れませんが、
それと、元来のその人の健康を底支えすることは全く意味が違います。

薬を飲む行為など1秒です。
しかし、ロミロミを60分行うのはある意味こちらも重労働ですが、ここでも私の命を母に移植してると思うとやりがいがあります。私はまだ母より若いので、命を移植しても復活出来ます。

皮膚には、まだまだ様々な可能性があります。
皮膚への刺激は大脳皮質と連携してるので、スキンシップの多さは知能へ関わって来ます。
また記憶や感覚情報の統合といった認知機能にダイレクトに影響を与えることから、スキンシップの機会を増やすことは認知症の予防に繋がります。

古代のHawai'iに関わらず、日本でも、世界各国でも、人間は元々、もっともっと様々な機会で皮膚と皮膚で触れ合って生きて来ました。そこから免疫力が生まれ、また精神的に人との一体感を得ていました。

しかし、核家族化や、部屋の個室化、また、PCやスマホが登場し、人間同志の触れ合いは、プライバシーという言葉の多用と同時に、物凄い勢いで減ってしまいました。
IT化が進むにつれ、人同士の触れ合いが激減し、とうとう免疫力の弱った所にコロナが流行り出したり、そして医学が進歩してる筈なのに認知症患者やガン患者は年々増えています。それは単に高齢化だけが原因でしょうか?。

勿論、ガン患者の増加は科学的に触れ合いが減ったこと等は表立った理由として掲げてないが、しかし、人間の精神的健康に欠かすことの出来ない「人との繋がり」という部分に対して、皮膚に触れ合うということは、かなり重要なのではないでしょうか。

この様な事から、私は、ロミロミの施術は、
本気で「世界を救う」と考えています。

そして、日常的にロミロミをしている私の周りのセラピストは全員健康で元気です。彼女達から「体調を崩した…」という言葉を全くと言って良いほど聞いたことがない。私も。←たまーに膀胱炎になりますが(^◇^;)。

触れ合う という意味では、触れられるお客様側だけで無く、頻繁に人と触れているセラピストもまた毎日オキシトシンが出ている訳です。なんと素晴らしい役得でしょうか。

これが、ロミロミは、施術する側も元気になる、という理由の一つです。

ある意味、毎日人と触れ合うセラピストが疲れるどころか、逆に常に元気である理由は、「人に触れる」という効能を謳歌しているからでしょう。


次回は、【人が人に触れる奇跡】について書きたいと思います!。


2024.7.16



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