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「簡単な」絵の描き方

久しぶりに有料記事になりますが
前半は無料です。

絵心がない人にも
絵が描ける解説をしていきます。

絵が描けるとお金が稼げるという広告が
至る所にありますが
詐欺なので信じないように。

音楽で考えてください。
楽器が弾けたらお金稼げますか?

マイケル・ジャクソンのように踊れたら稼げますか?

実力があっても食えないミュージシャンや
ダンサーが山ほどいるのに、、、

稼ぐ🟰素晴らしく特殊な事が出来るではありません。

稼ぐの正体は🟰「信用」「人気」「ブランド」なのです。

ですから人気がそもそもなければ
高値などつきませんし

労力の対価ではありません。

全盛期の美川憲一は
蠍座の女、一曲歌うだけで500万円とか営業で稼いでいたわけですが
それは蠍座の女が良い曲だからでも
美川憲一が卓越しているシンガーだからでもなく

お客さんを呼べる人気があったからです。
コロッケのモノマネ人気で大復活をし紅白連続出場までの人気になりました。

美川憲一の蠍座の女を
コロッケのモノマネ風で歌ったところで
素人の方は
どんなにうまくても1万円ももらえないでしょう。



モノマネと本物


お金を稼ぐとは「別のファクター」のことなのです。

それは後半有料でお話しいたします。


日本人は「線で絵を捉える。」
西洋人は「面で絵を捉える。」

いきなりアカデミック(学術的)な話と思いきや
さほどアカデミクックではありません。


線画

いきなりこんな線画かけませんよね。
でも日本人は漫画を見ることに慣れており
絵を線で捉えることに卓越している能力を持っています。

単純な線で物を捉えるセンスがいいです。

簡易な方法で
絵を描いてみましょう

トレース
写真を下地に絵を描くことです。

販売しなければなんの問題もないので
引用としてコロッケさんを


森進一さん

わかりやすい線だけを抽出します
そうすると

このような線画になります。


これでも似てますが

これでも似てますが
まだ線を拾えていないためにそこそこしか似ていません。

そこで
西洋風の人が考えるコロッケさんの顔を
面で考えてみましょう


簡易で面を捉える

キモいですね。分かりやすくするため色を極端にしましたが
基本、自分の好きな色で面を捉えてください。

ワンダーウーマンのダイアナやスーパガールも
最初は面で描いています。

トレースを使っていないことが
タイムラプスで明らかですが
僕は面から先に描くのです。


大体のあたり


ヘッダーの制作過程がタイムラプスで見れます。

すでに30年以上漫画でご飯を食べている人間なので
めちゃくちゃ簡単に面を描いていますが

まだ描き始めの初心者の方は
面をじっくり観察して捉えてください。

ではコロッケさんの
濃い緑の部分にトーンを貼ります。


次は赤紫の部分。
どうでしょう?写真を見ると斜めってますよね?
おでこは上を少し向き
顎を引っ込めている。

現在のトーン一枚だと「顎を突き出しているよう」に見えてしまいます。

赤紫の部分に考えながら影をつけます。


大まかに面が分かったら

次は細部の影を拾ってみましょう。
また目元のメイクなど。


おおーコロッケ様

そして最後に
細部の皺を拾ってみてください。そしてベタ(黒)を置きましょう。


いかがでしたでしょう?

こんな簡単な工程で僕は描いてるわけです。

「面が見えるから」


面が見えないと形の構造がわからず
絵は苦戦します。
「歪む」とか「崩壊する」と言われているのは

面を捉える力が弱く

線で絵を捉えているために
ぐにゃぐにゃしてしまうのです。


言ってみれば

糸で形を捉えると
手を離した瞬間に糸がいろんなところに引っ張られてしまうのと同じで

積み木で考えれば
ブロックは簡単に移動しないため

構造がそのまま残るのです。

立体で物を考えるというのは慣れていないと
とても難しいのですが

西洋の方は逆にそれがベーシックの美術のトレーニングなので
日本的な二次元で物を捉える
日本画風の方が難しいようです。

よく
漫画の絵から入っている方の特徴的な
鼻の書き方で



日本風の鼻の書き方

これは
ここれが簡略化したものです。


イメージは
こうですが

赤い線を描こうとしている

ここを描く場合
鼻中ですね。立体的に描くか

上手い人は「薄いたて線」や「点」にしていることが多いです。
スーッチョンみたいな。

なるべく正面向いた時は「くの字」を描かない。

横を向いた時は「くの字」でいいのですが。

引用で名探偵コナンを

正面の鼻

では横顔は?


名探偵コナンも
「立体を意識して」描かれている
2次元絵なのです。


こういうことだったのです。

形を大まかに捉えることを
クロッキーと言いますが

多くの人はデッサンとも言います。


面、形、シルエット、構造を捉えるのが
絵が上手くなる早道です。

順序はどうでもいいです。
線から書こうが、面から書こうが。

「面があるな、、、」と本人がわかっていればいいわけです。
そうすると
そこを立体として捉えるので

どうやったら立体的に見えるかを考えるようになります。

コナンくんが良い例で

2次元日本的な漫画の絵でありながら
立体部分の意識があるところは
ちゃんとそのように描かれているわけです。


個性を残しつつできる

簡単な絵の上手くなり方。

「立体的に考える」
「部分的でもいい」

部分的に
立体的な考えで描かれている絵も

漫画やアニメには多いのです。

そしてそれは「上手い」と呼ばれる作品に多いです。


引用 スパイファミリー

絵自体は2次元の簡単な線に見えますが
アニメーターさんがつけている影の解釈も優秀ですが

作者さんが明らかに立体としてキャラを描いています。


線を書いているのではなく
立体を描くつもりで描く。

部分でもいいわけです。

胸や鼻だけでもとか
足と指先だけでもとか

それだけで何十倍も上手く見えるようになります。

ここまでは
初心者コースの解説でした。


ここからは中級者から少しプロユース向けの
絵の描き方と詐欺の注意喚起↓


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