AO(総合型選抜)、推薦入試の勧め19
前回は、情報収集の大切さを述べたが、どんな目標もその目標が高ければ高い程、準備に時間がかかる。
ピアノを上手に弾きたいとしよう。
どんなに才能があり、死ぬ程努力したとしても、数日や数週間で人を感動させるレベルに達する事は難しい。
一朝一夕に大リーガーにはなれないのだ。
何事にも準備期間が必要だ。
あなたが、東大や早慶上智、医学部を目指すなら、天才なら数ヶ月もあればよいが、天才的才能がない限り3年は準備期間が欲しい。
裏を返せば、凡人でも3年あれば東大や早慶上智、医学部に合格する事はそう難しくない。
浪人生なら今から2浪、3浪すれば凡人レベルでもこのレベルに達する事が出来るが、麻雀、パチスロ、ゲーム等誘惑も多くモチベーションを保つのが難しい。
1番の近道は、高1から宿題や定期期末を頑張り内申書を良くし、AOや推薦を目指す事だ。
凡人がトップレベルの大学に合格するには、この方法しかない、と言っても過言ではない。
浪人してからだと、内申書を良く出来ないし、多浪になればAO推薦は難しくなる。
もし私が受験生で現役での医学部合格が難しいなら、そこそこの国立理系学部に入り、4年後に学士入学を目指すかも知れない。
この方法だと、二浪で医学部に行くのと同じであり、他の学部で学んだ4年間は決して無駄にはならない。
何事にも準備が必要で、高い目標であればある程時間がかかる。
どんなに山が好きでも、いきなりヒマラヤに登る事は出来ないのである。