医師、歯科医師への道15
これまで、メンタル系の疾患が、口腔や身体の色んな領域に不具合をもたらす事を述べて来た。
1番困るのは、多くの場合本人にその自覚がなく、本やネットで調べて自己診断することだ。
アメリカではセレブの多くや、いわゆる社会的成功者達は、心療内科医などメンタル系の主治医を抱えており、しかもそれを公言している。
つまり、メンタルケアは恥ずかしい事ではなく、ステータスなのだ。
日本では、カウンセリングやメンタルケアをしてもらう事を未だに後ろめたいと感じてる方が多い。
現代社会に生きていれば、風邪を引いたり怪我を引いたりするのと同様に、心が風邪をひいたり、心が傷つくこともあるのだ。
これは、排尿や排便と言った生理現象と同じ位に思っていい。
ただ、医療インフラにも問題がある。
そう言った方々に配慮し、他の患者さんと被らないように、十分な時間を取ったり、入り口を変えるなど配慮が必要だ。
待合室に他の患者さんと一緒に待たせるのは、配慮に欠けている。
ただ、プライバシーに配慮し、1人に十分な診察時間を割くには、それなりの診療報酬が必要で、今の日本ではゆっくりと先生に相談するのは難しい。
診療報酬の体系も何か目に見える医療行為を行ったら報酬が発生する出来高制から、カウンセリングや予防と言った、病の進行を抑制したり予防したりする行為に報酬を厚くすべきだ。
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