医師、歯科医師への道21
医療において何が1番大事だと皆さんは思いますか?
それはズバリ予防です。
最近は、歯科でもだんだんデンタルIQの高い患者さんが増えては来ましたが、それでも予防の為のケアに訪れる患者さんは、1日の来院者総数の3割程度。
来院者の多くは、虫歯治療、抜歯、入れ歯など、何らかのキュア=治療が必要な方です。
仮に自費でどんなに完璧に近い医療行為を受けたとしても、所詮は人間のする人工的な処置。
神さまの作った天然の歯には敵いません。
歯科医の私が言うのも何ですが、歯は治さないのが1番なのです。
仮に虫歯を放置して、神経を取るとしましょう。自費で何十万かけて、神経の処置をし、高額な被せ物をしたとしても天然の歯以上にはならないのです。
皆さんは、詰め物や被せ物が取れたり、一度治した歯が痛んだ事はありませんか?
どんなに優秀な歯科医が最高の材料を使って治したとしても天然の歯以上にはならないのです。
ですので、治さないのが1番、即ち予防が最も大切なのです。