ダッチ・デザイン・ウィーク2024年を振り返る。テーマ「現実と非現実(Real Unreal)」でAIが活躍
1年が経つとはなんと早いんでしょう!もう「ダッチ・デザイン・ウィーク(DDW)」がやってきて、終わりました。毎年オランダ南部のアイントホーフェン市で開かれるデザインの祭典です。年々規模が拡大し、今年はなんと世界各地から2,600人のデザイナーが出展。10月19~27日まで約1週間、市内110カ所で作品が展示されました。
今年もその内容は実に豊富。建築や家具、自動車、小物、食品など、さまざまなプロダクトデザインからデジタルデザイン、都市や自然のデザイン、社会的コンセプトまで、実に幅広いデザインの数々が見られました。
「これ、去年も見たぞ」という作品がそこここで見られましたが、今年の特徴としては、AIをテーマとした作品が目立ったこと。今年のテーマは『Real Unreal(現実と非現実)』でしたが、これも昨今のAI技術の進化を反映したものと思われます。
AIと共に生きる。
まずはAIを使って生成した作品が多く見られました。音楽や詩、ミュージックビデオやドキュメンタリーなど、そのクオリティの高さにはびっくり!音楽など、過去にヒットした曲からAIがいろいろ学んで作ったんでしょうが、グッとくるコード変化とかがあって、上手いんだな、これが!
ミュージックビデオについては、アメリカのシンガーソングライター、Washed Outの「The Hardest Part」などが紹介されていました。これは、AIを使って生成されたパイオニア的作品で、その出来の良さから「もう映像アーティストは要らない?」との議論も巻き起こったそうです。しかし、監督のPaul Trilloさんは権威ある賞を受賞したということで、やっぱり評価されているのは人間の企画・監督力なのです。
AIにどのようなプロンプトを書けば、どのような結果が生まれるのか?ということを来場者に体験させるコーナーもありました。ここでは、自分が好きな人物像をテキストで書くと、それをAIが写真で描き出してくれるというもの。「背が高くて礼儀正しく、赤毛で大きなスマイルの女性」という具合に、外見だけでなく性格も書き込むと、よりそれっぽい人物像ができる。
ほかにもAI関連の展示はたくさんありました。『Unprinted』というオンラインメディアで後日、その一部をご紹介させていただきます。
現実か、非現実か?「没入型」体験も
AIのほかにイマーシブな(没入型)作品も今年のテーマならでは。うちの近所の元ミルク工場があった跡地で体験できました。
このミルク工場跡地に忽然と現れたのは、大きな黒いドーム。中に入ると、真っ暗闇にスモークが立ち込める中、円状の光がグルグル回ったり、色を変えたりしながら光っています。ずーっと眺めていると、ちょっとトランス状態に……!光、音、匂い、動きといった感覚を通じて、観客はリアリティとフィクションの間を彷徨います。
このミルク工場で、以前アイスクリームが保管されていたという、「Koelhuis(クールハウス)」の1階では、イヤホンを付けて巡るイマーシブな「カーニバルの歴史」が楽しめました。来場者が所定の場所に立ち止まると、それに合わせたオーディオが聞こえます。
このクールハウスの地下室では、この地下に溜まった水に光を反射させてつくり出した作品も見られました。光が向こうからやってきたかと思うと、次には自分から遠ざかっていく……SF映画の中にいるような、イマーシブな体験が得られました!
「サステイナブル」はもはやデフォルト
AIや没入型が多く見られた今年のDDWですが、もちろん従来型のデザイン作品もたくさんあります。特に「持続可能(サステイナブル)」な製品やサービスを追求したものはたいへん多く、もうこのイベントを「SDW(サステイナブル・デザイン・ウィーク)」としてもいいぐらいです。
これは何でしょう?……答えは靴です!
見かけの奇抜さ、がめつさに反して、意外にも100%リサイクル可能。普通の靴は約62個の部分から成りたち、それらは糊や縫製でくっつけられているそうですが、完全デジタルでデザインされたというこの「SPN-TEC」シリーズの靴は、糊や縫製を使わず、解体が簡単で、汚染材料を使っていません。
それぞれの靴には「デジタルパスポート」が付いており、そこには素材の原産地から製品が排出した廃棄物の情報のほか、3Dプリントのファイルが含まれています。靴が壊れた際にも、3Dプリンターで部品を作って修理できる仕組みになっているのだそうです。
自動車も毎年出展されます。今年は中国発の電気自動車「XPENG(どう発音するのか?!)」がキャッチーな感じにフィーチャーされていました。この車は今年のDDW会場間を走る無料タクシーにも使用されていました。
風力発電機をリサイクルする「タイニーハウス・プロジェクト」も展示されていました。風力発電は「クリーンエネルギー」としてオランダでも開発が進んでおりますが、巨大な風力タービンが寿命(約25年だそうです)を迎えた後はどうすればいいのか…?支柱(タワー)は鉄として再利用ができますが、問題となっているのは、再生が難しい素材を利用した羽根の後ろの部分(ナセル:下の図参照)。
それを小さな家にしちゃえば?というのがこのプロジェクトです。中は台所やトイレ・シャワーもあって、約35平米。住宅不足が深刻化するオランダで風力発電機の廃棄物を再利用すれば、2つの問題が一気に解決するという秀逸なアイデアです。
昨年に引き続き、「自然の力を利用する」といった発想も多く見られました。雨水を有効利用して循環させるための建築デザインや、地元の作物を利用したバイオ素材の建材などが模索されています。
バイオ素材として昨年に引き続きキノコをそこここで見かけましたが、これに加えて今年は海藻がトレンドになっていました。オランダ人ガイドの1人は、「海藻を食品に利用するプロジェクトもあるんですよ!」と得意気に説明。日本人としては当たり前すぎて逆に驚きましたが、彼らは海藻をそのまま食べるのではなく、一度固形の食品に加工して食べる方法を考案していました。
自然の営みに耳を傾ける作品もありました。これはユトレヒトをベースに活躍する日本人アーティストの池谷宥太さんの作品「Metamorphonic」。桑の葉を食む蚕が、葉っぱに据えられた金属ワイヤに触れる度にセンサーが働き、それが音声となってイヤホンに送信されます。蚕がもぞもぞと動く姿を見ながら、蚕が奏でる不思議な音楽に耳を傾けると、時間が経つのを忘れます。
インテリア業界もサステイナブルを模索しています。こちらは着せ替え人形みたいにカバーを変えられる椅子。これを見たインテリアデザイナーは、「この脱がせかけみたいなディスプレイがかわいい!」とコメントしていました。確かに、小さい子がお着換えしているみたいな印象ですね。
こちら(↓)はアムステルダム出身のアーティスト、キース・デッカーズさんの「No Waste Chair」。100%リサイクルのアクリル素材で作られた椅⼦の枠組みに、空き缶やペットボトルの蓋などを封じ込めたもの。シンプルなアイデアだけど、意外と誰も思いつかなかったインパクトのあるデザインです。ここには展示されていませんでしたが、ほかにもタバコの吸い殻、木材チップ、香水の瓶などの廃棄物を入れたものが作られたそうです。
ユトレヒトのセントラル・ミュージアムやオランダ王室のノールダインデ宮殿にも収蔵されているというこの椅子は、個人でも購入可能。要らなくなった子どものオモチャを思い出として椅子にしてしまうというアイデアも!もちろん、この椅子はちゃんと座ることができます。商品の詳細はこちら。
これ(↓)は本物の卵の殻を利用した電球……かわいい!
そしてサステイナブルの最後にご紹介したいのがこの人、Eibert Draismaさんの作品。大人気デザイナーのPiet Hein Eek(ピート・ハイン・エイク)のショップ片隅にちょこんと座って、ペンチで細かい作業をしておりました。
彼が作っているのは、使い捨てされた電池でランプがピコピコ点滅する小さなオブジェたち。使い捨てバッテリーのわずかな残り電力でも1年半ぐらいランプがピコピコ点滅するのだそうです。
素敵インテリアの数々
いっぱい紹介したい作品があるので、インテリアはさっと行きます。
デザイナーデュオ、Kiki & Joostさんのアトリエ兼ショップ。
デザイナー集団の「isola」によるインテリアの展覧会
コミュニケーションをデザインする
まだまだあるよ、DDW!次は社会問題に焦点を当てた作品を見てみましょう。
以下は「Meaningful encounters(意味のある出会い)」と名付けられたパビリオン。中で何が起こるのか、好奇心にあふれた人々で毎日列ができていました。
私も並んでみました。順番が来てドアの中に入ると、部屋の真ん中には仕切りがあり、そこに手を出すスペースがあります。そこに手を入れて仕切りの向こうの見知らぬ人と握手。「ハロー」と挨拶から始まり、「どこから来たの?」「DDWは初めてですか?」とか、ちょっとした会話が始まります。
気が向けば、職員の導きでそのまま部屋の外のちょっとしたコミュニケーションスペースで対面することができます。(あまり気が進まなければ、その場で顔を見ずに別れる人もいるのかもしれません。)私のお相手はトルコ人とオランダ人のハーフの女性(たぶん30代ぐらい)で、北部フリースラントからはるばるDDWを見に泊りがけでアイントホーフェンに来たのだとか。ご主人がデザイナーで、受刑者が刑期を終えて社会復帰するためのデザインを考案しているのだそうです。短い会話でも十分に興味深い!私たちはDDWのおススメをそれぞれ紹介し合い、インスタをフォローし合って別れたのでした。
こんな感じでさらっとした会話とゆるーい繋がりでKeep in Touchの人が多いのでしょうが、中には付き合い始めて結婚とかしちゃう人もいたりして…!偶然の出会いを強制的に作り出す、面白い試みでした。
メイン会場の「Klokgebouw(クロックヘボウ)」内では、「寄付が社会に何をもたらすかを示す「Give Shop」というお店が展開されていました。ショップ内に設けられたフリーカードに自分が「与えられるもの」を記して、任意で連絡先も書いて、カウンターのポストに投函します。そして、その見返りにほかの人が書いたカードをランダムに受け取ることができるというものです。
私はカードに「すべてはうまくいくよ!」というメッセージを書き、「ポジティブエネルギー」をGiveしました。一方、私が受け取ったカードには「う〇こ」の絵が描いてあり、「忙しい生物学者」からのメッセージが。字が汚くて全部読み取れなかったのですが、「他人に対して我慢強くなれ」というようなことが書いてありました。はい、そうしますです。
「Microlab(マイクロラボ)」という会場では、Nikos Karpouzasさんの「Just for Holding Hands(手を握るだけで)」が話題を呼んでいました。彼は自分がボーイフレンドと手を繋いで歩いていると、周りの人から注目されたり、笑われたりした体験から、この作品を作ったそうです。毛糸を編んで作ったこのオブジェの中に入ると、天井からボクサーのグローブみたいなものがぶら下がっています。
その手を掴んでグイッと下に引っ張ると、これまで自分の周りを蔽っていたニットの壁が上に持ち上がり、自分の姿が世間に丸見えになってしまうというもの。手を握っただけで、こんなに周りの目を意識するなんて……。ゲイカップルの気持ちを身をもって体験することで、よりシンパシーを感じられるようになる。Nikosさんは、言葉でなく、体験でこれを伝えたかったそうです。
今年のDDWには、なんと我が息子も参加。アイントホーフェン市の若者がどんな生活を送っているかを写真でレポートするというものです。会場は息子がいつもパルクール(フリーラン)を練習しているトレーニング場でした。地味な会場で、ほとんど人が来ていません。
10人ほどのティーンエイジャーによるこのレポートは、アイントホーフェン市長にも報告され、若者に必要な「場」の提供を市が考える際の参考にされるとのことです。こういうオランダの地域内コミュニケーションはホントにすごくて、若者たちの要望がすぐに市の計画に反映されたりします。
さて、コミュニケーションをデザインするということでは、日本人デザイナーも頑張っていました。センター街からちょっと離れた「Sectie-C(オランダ語で発音すると「セクシー・セー」)」に行ってみましょう!
こちらはコミュニケーション・デザインの会社、博展の「Experiential Design Lab」による抹茶をテーマとした展示です。昔、抹茶の運搬に使われていた古い茶箱で作った椅子や、抹茶づくりに使われるさまざまな道具を使って茶箱にかぶせる蓋を展示しておりました。その静かな「和」の世界にオランダ人も興味深々!多くの人がこのブースを訪れていました。
京都の山政小山園の高級抹茶も惜しみなく振舞われました!薫り高く、甘みのあるふわふわしたお茶に、みんな癒されておりました。
同じく「Sectie-C」に出展していた日本人の発明家、高橋鴻介さんはゲームを通じてインクルーシブなコミュニケーションをつくり出しています。彼がデザインしたゲームのひとつは、4人が手を使って遊ぶ「LINKAGE」。カードの指示に従って、割りばしのような木の棒を2人の指で支える協力型バランスゲームです。
私もやってみたところ、シンプルだけど、難しい!見知らぬ人ともめっちゃ真剣に協力体制に入れて、とても面白い体験でした。言葉や年齢を超えて楽しめるインクルーシブなゲームです。ほかにも、表面に立体的な模様のついた小さなカードを目隠ししながら手で触れて、2つずつ同じ模様のついたカードをペアにしていく感覚系ゲームもありました。
「ビッグブラザー」への警告
「ソーシャル系」の作品では、デジタル社会に警鐘を鳴らす作品もいくつか見られました。
インテリアデザイナーが集う先ほどの「isola」の展示場で異色を放っていtのは、Junghoon Kooさんの作品「パノプティシズム(Panopticism)」。パノプティシズムは、哲学者ミシェル・フーコーが1975年の著書『監獄の誕生』(Discipline and Punish)で提唱した社会理論で、彼は現代社会で「いつでも監視されているかもしれない」という意識が、人々に自発的に行動を制御させるメカニズムを生み出していると説明しています。
ここでは、男性がパソコンで熱心に何かをタイピングしていますが、その手首につけられた鉛筆が紙にトレースを描いています。こんな風に、私たちがタイピングしたものは、どこかでトレースとして残る。そして、私たちの行動は、「ビッグブラザー」に監視されているのだ!
私が毎年楽しみにしている「VEEM」という建物の8階で展開される「Manifestatie(マニフェスト:発現)」という展覧会でも似たようなメッセージを見かけました。下は、ロッテルダムの美大出身のJeroen Icksさんの「You Are the Product(あなたは商品だ)」という作品。
人がスマホを見ながら座っている形にかたどられた箱です。
「公園やバス停など、いたるところで私たちはスマホをいじっているけど、そのデータが盗まれていて、売買されていることには気づいていませんよね。これってデジタルの世界で起きている人身売買です。だから、人が商品になっていることを意識するためにこれを作りました」と、Jeroenさんは説明してくれました。
私は好奇心にかられ、実際に中に入ってみました。すると、物見高い人たちが私の前に集まってきました。私は確かに、自分が「商品」となっていることを意識したのでした。
私が選んだ今年のDDW大賞は…?
もりだくさんなDDW、アートよりのちょっとぶっ飛んだ作品を見たければ、やはり学生さんの卒業展がおススメです。地元の「デザイン・アカデミー・アイントホーフェン(DAE)」の卒展は今年も盛況でした。
DAE以外で、国内外の美大生の卒業作品は、「Klokgebouw(クロックヘボウ)」で見られます。下の写真はAthina Botonakiさんの作品。自分で書いたSF小説「Far From It」を体現するセッティングを作ったといいます。小説は、地球をズームアウトして遠くから「懐かしい家」として眺めることを試みたものだとか。
美大の卒展ではないけれど、オランダ・デルフト大学の「更年期障害に関するコミュニケーションの研究」はちょっとぶっ飛んでいました。
下のパネルは、「何歳ごろから更年期の影響を感じたか?」という質問に、来場者が丸いシールを貼るというもの。紫の丸は身体的な影響、黄色はメンタルの影響、赤はソーシャルな影響を表わしており、〇の大きさがその程度を表わしています。そして、開いた口のシールは「更年期障害のことをオープンに話せた」、閉じた口の前に指を置いているマークは「更年期障害について人に話せない」ということを表わします。
この調査の近くには、穴の開いたボックスがおいてありました。その穴を覗いて見ると……、そこには「更年期障害の世界」が広がっていた!
たしかに、更年期障害は暑苦しくて、違和感があって、そしてちょっとファンキーなのです(経験者は語る)。しかし、大真面目な調査と、このオブジェのトーンのギャップには少々驚かされました。
さて、いよいよ終盤。私のお気に入りの「Manifestatie」展覧会に戻ります。
ここでひときわ目を引いたのは、生成AIを使って作られた映像(↓)
「Manifestatie」の今年のテーマは、「見たくないものに目を向ける」というもので、安易に捉えられている中国からの養子問題、幼い女子へのセクハラ問題、ホームレス問題など、私たちが無視しがちな社会問題にスポットライトが当てられておりました。
これはユトレヒトの美大出身のTom Haakmanさんの作品「Mary's Digital Embrace(マリアのデジタル抱擁)」。伝統とテクノロジーの融合で、われわれの精神的遺産を再構築する。
こ…これは!大きなサボテンの上に水がたっぷり入ったビニール袋がぶら下がっています。これはAbel Kampさんの「Growth(成長)」という作品。経済や社会の成長と個人の成長のバランスを表わしたそうです。経済・社会の成長が速すぎると……分かりやすく、インパクトのある作品ですね。
そして、もうひとつAbel Kampさんの作品を。これはなんと、コースターで作った「自分の棺桶」だそうです。
彼が死んだら、バーで友達とビールを飲んだ思い出とともにこの棺桶に入ると決めているのだそう。オランダでも誰かが亡くなると、遺族が友人や親族、知人などに送る「訃報カード」がありますが、これももう自分で作ってあり、あとは死亡年月日を入れるだけ。
それにしても弱冠25歳のアベルさん、どうして自分の棺桶なんて作ったんだろう?会場にいた彼に直接聞いてみたところ、彼はこれを作ることで死についてオープンに語ることを目指したといいます。
「DDWにもこんなにたくさんの人が来ているけど、ここにいる全員に共通していることって、みんないつかは死ぬってことじゃない?」
みんなが避けて話したがらないことにユーモアを交えながらスポットライトを当てている。これは秀逸だ!実際、私とアベルさんは会場で出会ったばかりなのに、死についてかなり深い話で盛り上がったのでした。
というわけで、私が勝手に選ぶ今年のDDW大賞は、アベルさんの「Grafkist(棺桶)」に決定です。おめでとうございまーす!!
気が付けば1万字を超えてしまった今年のDDWレポート。しかし、作品はまだまだまだまだたくさんあって、私が見たすべても紹介しきれていないし、すべてを見られたわけでもありません。機会があれば、ぜひこの時期にEindhovenに足を運んでみてください。盛りだくさんな1週間を過ごせること請け合いです。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
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