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CTO&VPoEがMCの社内ラジオを5ヶ月間続けてきた裏側の話

2022年4月より、エンジニア・デザイナー組織の人事としてLITALICOに再入社をしました。

LITALICOは「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げ、事業展開している会社です。現在は教育・障害福祉などの領域で、情報メディア、HRサービス、SaaS型業務支援システム、学校向けの支援サポートのソフトウェアなど複数のビジネスモデル・サービスモデルをtoB/toC向けに展開しています。

私は2022年6月から始まった、社内ラジオ「つながるRADIO by LITALICOエンジニアリング統括部」の運営をサポートしています。やり始めてから大体5ヶ月くらい経ったので、どんな風に裏側では動いていたのか?などをこの機会に振り返りしつつご紹介しようと思います。

この記事は LITALICO Engineers Advent Calendar 2022 9日目の記事です

個人的には社内のほかの事業部にも広がってほしい取り組みですし、今回はあくまで運営面にフォーカスするので「真似してやってみたい!」という方がいたら、興味を持ってもらえると嬉しいなと思っています。

始めたきっかけ

なぜラジオを始めたのか?はLITALICOのVPoEである亀田さんのひとこと。

「ラジオ、やろうと思うんですよね」

と、ラジオが良い理由をチームに熱く語ってくれたのがきっかけで、「よし、やろう!」とスタートしました。

社内ラジオの目的

  • 組織のみんなが気になっているさまざまことを、カジュアルに情報提供する

  • ラジオを通じて、社内のつながりがうまれるキッカケをつくること

最初に、この2つをラジオの大きな目的としました。

そもそも、LITALICOのエンジニア・デザイナーはどんな組織?

2023年3月期第2四半期決算説明資料より一部抜粋

LITALICOのエンジニア・デザイナー組織は、2021年5月に組織組成された、職種機能型の組織です(主な職種としてはエンジニア、デザイナー、ディレクター、社内ITのメンバー)。
特にここ1年~2年で採用にも注力しており、現在100名を超える組織になっています。

どんな課題があったか?

LITALICOでもエンジニア・デザイナー組織はリモートワークが中心の働き方。どの会社にもあるように、働き方の多様性が生まれたのは良い一方で、意図的に仕組みをつくらないとコミュニケーションが生まれづらい状況がありました。

生じていた問題としては

  • 社内のコミュニケーションが希薄化

  • 一緒に仕事をする人ですら雑談したり顔をあわせたりする機会が激減

  • 他のチームや人の様子がそもそも分からない

  • その結果、特に新入社員の方ほど孤独感を感じたり、気軽に相談できない状況も生まれてしまっていた

  • 組織としての一体感や組織間連携の希薄化

などが挙げられます。

「楽しくチーム感を持って働ける組織から徐々に遠くなってきている」と危機感を感じたVPoEである亀田さんが「ビジョン実現に向けて強い組織にしていきたい」という課題意識を持ち、施策の一つとして始めたのが社内ラジオでした。

「つながるRADIO by LITALICOエンジニアリング統括部」について

一番最初は「ラジオ始めるよ~」という周知と共に、聞いてみたいテーマをアンケートで募ったり、ラジオのネーミングも社内で募集し、投票してもらったりしました。

その結果「つながるRADIO by LITALICOエンジニアリング統括部」というラジオ名に。

そのほか少しずつアップデートしてきたので、今の運営の形をご紹介します。

企画会議

月に1回の企画会議をチームで開催しています。

  • 3-4週分の企画を検討

  • リクエストもらったもの&その時々のタイミングをみてテーマ決め

  • そのほか、運営のアップデートがないか確認

などをディスカッションします。
そこから決まったテーマとしては、以下のような内容です

・IR資料発表に合わせて、社内でIR資料解説をテーマに
・「デザイナーの仕事を知ろう」というテーマで社内のグラフィックデザイナー、WEBデザイナー、UIデザイナーをゲストに呼んでトーク
・新卒をゲストにプロダクトの話 など

リクエストの内容で最も多いのは「もっとほかの部署や人のことを知りたい!」ということでした。
そのため、全体の3割程度はゲストの回を開催しています。

ゲスト回の準備

ゲスト企画を立てた際は、テーマと共にゲストの方にご依頼をします。
事前収録型ではなく、リアルタイム型のラジオなので「どんな話をするか?」などのすり合わせも行います。

  • ゲストとの事前打ち合わせ

  • 台本のすり合わせ

  • 伝えたいメッセージなどのすり合わせ

  • 話すときのガイドラインのお伝え

  • 当日のタイムラインや運営のお伝え

台本作成

実は初回は、台本なしで完全にMCのお二人にアドリブ1本勝負でお話いただきました(笑)。

やっぱり「ある程度の流れはあったほうが良いね」とチーム内で振り返りして、以下のような形で台本をつくっています。

実際の台本一部抜粋
  • 全体の時間配分、流れが分かる

  • 口語体で書くが、基本はMCの二人のアドリブも入る

  • オープニングトーク&クロージングトークは一定フォーマット化

さらに、ミュージシャン経験のあるCTOの市橋さんが毎回ラジオBGMをセレクトしてくれ、冒頭30秒ほどでBGMの説明もしてくれています。
ゲスト回では、ゲストのイメージに合わせた選曲なので毎回楽しみにしてます!

開催日を固定、ツールはGoogleMeet

毎週木曜日、12:30~13:00の時間でラジオを放映しています。祝日以外は開催。休まず継続するいうのも大事にしているポイントの一つかもしれません。

リスナーはMeetで参加してもらい、「画面OFF・ミュート」。
もちろんラジオなのでMCのお二人も一緒です。

途中参加・途中退室OKのゆるっと参加できる場を意識しています。

ラジオ当日のSlack運営

リアルタイムで参加するリスナー用に、ラジオ専用のSlackチャンネルがあります。

アドベントカレンダーをテーマにラジオをした際のSlack

Slackの投稿を見ながらMCのお二人がコメントを拾うときも。
ただし、録画してアーカイブするため、Slack投稿を見ていない人でも話の内容が分かるよう「誰がどんな投稿をしたのか、しっかりその場で読み上げする」なども運営していく中でアップデートしてきました。

感想おはがき&リクエストおはがき

ラジオが終わった後、おはがきの募集もしています。

完全匿名のGoogleフォームで回収し、感想おはがきは翌週のラジオで読み上げ、リクエストは企画会議で話すなどします。
みなさん、MC泣かせのいろんなラジオネームで投稿してくれます(笑)。

アーカイブ

当日、リアルタイム参加できない方もいるため、Meetを録画して共有ドライブに格納し、みなさんがアクセスできるようにしています。

リスナーからの反応は?

まだアンケートなどを回収しているわけではないので、あくまで肌感なのですが、ちらっとお話したときに以下のようなリアクションをいただいています。

  • CTOとVPoEの二人とは仕事上あまり絡まないが、ラジオを聴いて身近になり話しかけやすくなった

  • 12:30までの定例会議があるが「ラジオ始まっちゃうから会議終わろう!」とみんなでラジオを聴いている

  • 部署外からも「できる限り聞いています!」と好評

わたし個人としても、チームで働く以外のお二人の話をオープンで聞けるので、運営もサポートしつつ毎回楽しみにしています。

5ヶ月間やってきて今後見直していきたいこと

今後、見直していきたいなあと思うこともいくつかあります。

  • もっと興味を持ってもらう工夫はできないか?

  • アーカイブが溜まっていくため、新入社員やグループ会社の方も途中から参加しやすい&過去のものを聞きやすいようなストックつくりたい

  • 振り返りと分析も始めなきゃな…

  • 目的と企画の見直しもしたほうが良いのかも…

上記の記事のように、他社さんでも多くの社内ラジオの取り組みをしています。こういった情報も参考にさせていただきながら、今後も少しずつ、「つながるRADIO by LITALICO エンジニアリング統括部」のアップデートをしていきたいと思います。

また、LITALICOでは絶賛採用募集中です!LITALICOってどんな会社だろうな~と興味をお持ちいただいたら、ぜひのぞいてみてください^^

LITALICO Engineers Advent Calendar 2022、明日は@shinekobe さん、@nonsaito さんの記事です!楽しみです~!!


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