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そうだ、日本に行こう!を楽しむ台湾の人たち

つい数か月前まで暮らしていた札幌では、街を歩けば至る所で外国人観光客を目にしました。

中国語を耳にすると、「台湾の人かな」と、自然と目がいってしまい、家族連れ、年配の夫婦、若いカップル等等、台湾人旅行客と分かれば勝手に親しみが湧いてしまって、「ようこそ北海道へ!」の気持ちで頬も緩むことしばしば。

そんな私が、台湾に戻ってきて驚いたことの一つが、自分が考えていた以上に台湾人の日本旅行の回数が多いと言うことでした。

義妹は、八月末の時点、今年だけで、既に四回も日本に遊びに行っています。行き先は沖縄、九州(福岡から入って大分と佐賀)、そして大阪、この夏は東北地方へ(仙台と、石巻でお祭りを見れて良かったと)。仕事をしているので、休みが取れると日本に遊びに行ってたようです。
さすがに頻繁すぎて、驚きました。

別の日に義兄に聞いてみると、こちらも負けない程の日本旅行好き。去年は家族で京都や奈良の関西方面に一週間、今年の夏は家族+義妹と東北、春には箱根の温泉に行って、温泉旅館がすごくリラックス出来たとのこと。そして次は、長崎に行くと決めているそうです。

義兄曰く、「台湾の楽天で宿をとるより、日本の楽天から予約した方が安いことに最近気が付いたよ」「旅館の朝食はいいよね〜納豆も結構食べてるよ」などなど、義兄は日本の旅行の話をするときは、何とも楽しそう。

私にはもう一人義妹がいて、彼女は仕事で日本に行くことが何度かあり、やはり日本には「両手以上は行ってる」と話していました。

友達に話を聞いても、一度も行ったことがない、という人は皆無。5、6回は良く聞く話、10回以上だとか、数えきれないだとか、東京に家を持っているので、気分転換にちょくちょく行くよ、一、二ヶ月に一回ぐらいかな、などという友達もいます。沖縄は近いから4回行った、という友人も。

そんなに日本に行くから、日本語が少しでもできるかといえば、そんなことはなくて。
義妹も義兄も、私の友人も、多くが日本語は話せません。

でも、旅行に関しては、全く困らないそうです。

「交通機関の乗り換えなんかはアプリで正確にわかるし、もう慣れてるから、特に不自由を感じたことはないかな」

スマホには翻訳機能もあって、日本の迎える側も以前のように、各言語でメニューを用意しなくとも、旅行者がGoogleで写真を撮れば自動で翻訳、、便利な時代になりましたよね。

ところで今回色々話を聞いていると、「名古屋に行ってみたい」という声がちらほら聞こえました。東京や大阪は観光客がが多すぎてと。
あとは、何人かに「銀山温泉」に行ってみたい、と言われ、検索してみると、何とも日本らしい温泉街と雪景色が。そうか、こういう景色に心惹かれるのか、私も行ってみたい!一緒に行く?などなど.....

日本の話をすると、話題に事欠かない......

次は日本のどこに行こう、と何だか、日本人よりも、日本を楽しんでいる台湾の人たち。

台湾の人から日本旅行のお土産話を聞いて、日本を見つめる機会がこれからも増えそうです。

(写真: 出勤時、いつも横を通っていた札幌時計台)



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