台湾より、初めまして。
初めまして。
日台交流コーディネーターの藤見尚子です。
これまで東京、台北、台中、札幌で、「日本と台湾の交流」に係る仕事に従事してきました。
仕事の内容は多岐にわたってきたのですが(下に詳細を書きます)、どの仕事にも共通している目的が、日本と台湾を結ぶこと、日台の相互理解を深めること、日台の友好を促進すること。
そこで私は、「日台交流コーディネーター」を自分の肩書としています。
私と台湾との関わりは、20代後半の1997年から始まり、既に27年以上の年月が経ちました。大学卒業後東京で働いていた時、台湾の国家公務員の方々の、労働安全衛生関連の研修プログラム作成に関わったことが、台湾との仕事の始まりです。
それまで台湾に興味は一ミリもなかったというのに(!)、この仕事を通じて台湾の人たちと出会ったことで、日本と台湾の歴史や台湾に興味が沸き、一気に「台湾」が自分の人生のキーワードとなりました。
当時はまだ台湾に関する本が少なく、やっと見つけた台湾本に、線を引きながら読んだことを覚えています。日本と半世紀に渡って歴史を共にした台湾で、多くの台湾人が日本に対して親愛の情を持ち続けてくれているという事実、教科書には書かれていない両国の深い絆に驚き、それまで欧米にのみ目が行きがちだった私は、大きな衝撃を受けたのです。
台湾と日本の橋渡しがしたい!
そう思い始めてから、「日台友好」、「日台交流」が仕事のキーワードになりました。縁があって、2年間台湾総統府国策顧問の秘書を務め、両国の交流のあり方について深く考える機会と、得難い経験から多くを学びました。
結婚で渡台した後は研究所、企業等の日中翻訳・通訳のコーディネート、台湾与党国際部の中日翻訳等に携わったほか、台日のシンポジウム開催コーディネート、北海道物産品嗜好調査サポート等、日本と台湾に関わることなら、何でも喜んで!の精神で取り組んできました。4年近く、台湾の学生たちに日本文化を教えたことも。
仕事以外では、故郷旭川市の観光大使を拝命し、台湾の自転車メーカーGIANTの北海道サイクリングツアーの誘致も行いました。2011年に初めてツアーが実施されて、台湾の人たちが笑顔で北の大地を駆け抜ける姿を見たときは、嬉しくて涙が出ました。
北海道の中学校で台湾について講演をさせて頂いたときは、中学生の台湾への興味の眼差しが大きな励みになりました。
コロナ禍前後に戻っていた北海道では、台湾外交機関での仕事も経験し、故郷の北海道⇔台湾の交流の深化を目の当たりにしました。日本と台湾の交流の中でも、北海道と台湾の友好促進は、自分の追求したい大切なテーマとなっています。
プライベートでは台湾と日本での子育てが終了し、現在は台湾で台湾人の夫と2人暮らしです。長い付き合いの台湾ですが、日々新しい発見や嬉しい出会い(人、物含めすべて)が一杯で、台湾の魅力は尽きることがありません!
noteでは、改めてこれまでの台湾との縁を振りかえって、出会った人たちのこと、仕事のこと、北海道と台湾の交流のこと、今の台湾暮らしで見たことや感じたこと、台湾のリアルな姿などを、少しずつ書き留めていきたいと思っています。
台湾と縁があったことに心から感謝をしつつ、気軽に、思いのままに、記していこうと思います。
最後までお読みいただき有難うございます。
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