自分の弱みを認める強さ
「弱みを見せること」に
どんなイメージを持っていますか?
「迷惑をかけてはいけない」とか
「弱さを出したら頼りないと思われる」と無意識に感じてしまって、
なかなか素直に弱みを見せることができない人が多いんじゃないかなと思います。
中には、「恥ずかしい」と感じる人もいるでしょう。
私もかつて、そう感じていた一人です。
完璧主義も相まって、
自分の弱みなんて、
出すことはほとんどありませんでした。
だから逆に、弱みを見せることって、
実はとても「強いこと」のように感じています。
なぜなら、それは自分を認め、
周りに素直な姿を見せる勇気があるということ。
だから。
そして、
それが私たちをより人間らしくしてくれる
大切なポイントなんだな、
というふうにも感じてきました。
弱みを見せることで生まれる「共感」
社会の中でどうしても「完璧でなければ」と思ってしまいやすい。
なんでなのか、無意識にそう思ってしまってるところがあります。
職場でも家庭でも、
うまくやろうと頑張りすぎてしまう。
でも、少し立ち止まって考えてみてください。
誰だって失敗するし、上手くできない時もある。
それが「人間らしさ」なんですよね。
弱みを見せることで、
周りの人との「共感」が生まれるんですよね。
たとえば、
自分の苦手なところやミスを率直に話したとき、
相手が「実は私もそうなんだよね」と
共感してくれた経験ありませんか?
自分の弱みが、相手に安心感を与える瞬間です。
これによってお互いの距離が縮まり、
信頼関係が深まっていくのです。
「迷惑をかけること」を恥じない勇気
日本では、
「迷惑をかけてはいけない」
と言われて育つことが多いですが、
それがかえって
「助けて」
と言いにくい状況を作ってしまう面があります。
大切なのは、
「迷惑をかける」ことを恥じるのではなく、
その前提を受け入れること。
もちろん、
人に負担をかけないように努めることも大事ですが、
どうしてもできないとき、
助けが必要なときは素直に助けを求めることも必要です。
私も、迷惑をかけることを恐れずに勇気を出して
(こんなことで勇気?って思う方もいるかも知れませんがw)
「ちょっと手伝ってほしい〜」
と少し言えるようになってから、
自分自身の背負うものがなんだか少しずつ、軽くなっていくような感じがしています。
そして、周りの人に対しての対応も柔軟になりました。
まさに「お互い様」なんだと思うんです。
相手もまた
「自分も助けが必要なときには頼んでいいんだ」
と思えるようになることで、
自然と助け合う空気が生まれる。
弱みを認めることで心に余裕が生まれる
自分の弱みを認め、さらけ出すことで、
心に余裕が生まれます。
たとえば、
「自分もミスをするし、他人もすることがある」
と理解することで、誰かが失敗しても
「あ、お互いさまだな」と思えるようになる。
それは、心に柔軟さをもたらし、
ストレスを軽減してくれます。
自分にも他人にも優しくなれるのです。
これは決して「甘やかす」ことではありません。
むしろ、強がらずに生きることができるようになり、
自分らしくいられることこそが強さなのです。
周りの目を気にして
無理に完璧を目指すことから解放されることで、
あなた自身も生きやすく、
日々の充実感も少しずつ増していくと思います。
「強さ」の一歩を踏み出してみよう
自分の弱みを認めることは簡単なことではありません。完璧主義や周囲の期待に応えようとする思いが、
どうしても邪魔をしてしまうこともある。
でも、ちょっとずつでOK!
自分の心の声に耳を傾け、
無理をしすぎないように心がけてみてください。
弱みを認めることで、私たちの生活がもっと楽になり、より人間らしく、豊かなものに変わっていきます。
まずは、自分に
「弱くても大丈夫」
と言ってあげるところから始めてみませんか?
それができれば、周りにも自然と優しく接することができるようになるはず。
そして、
その変化が人間関係や日々の過ごし方にも影響を与え、豊かな人生へとつながっていくことでしょう。
あなたが自分の弱みを認める強さを持つことで、
さらに生きやすい世界が広がることを願っています。
—
砂川なお子/悩める会社員の社外コーチ
会社員のメンタルヘルス専門。
職場ストレスに悩む人に寄り添い、
アドラー心理学と自身の経験を活かし、
思考と行動を改善するセッションを提供。
LINEでの個別相談も随時受付中。
https://lin.ee/w9rkssf
・人間関係、ご自身のお悩み
・日々を楽しくするお手伝い
・行動計画と実行サポート
どんなお悩みでも大丈夫♪
まずはご相談ください