はっぱき脱ぎ
イギリス、「コッツウォルズ食と歴史の旅」
から戻り、今日は、おひとり様「はっぱき脱ぎ」
「はっぱき脱ぎ」とは、新潟、中越地方(私は中越、魚沼産)の方言で、旅の疲れを癒す慰労会、ご苦労様会みたいことを指す。
良く、母が小旅行から戻ると、一緒に旅行に行った人たちと、後日お茶会などをしていて、それを「はっぱき脱ぎ」と呼んでいた。旅の思い出を語りながら楽しそうだった。
「はっぱき」とは、「はばき」(脚絆のこと)が語源。
旅から戻り、身につけていた脚絆を脱ぐことをいう。
昔は徒歩の旅が多く、脚絆を外し、ホッしたことだと思う。
ちなみに脚絆とは
脚絆は、労働や長期歩行の際に、足を保護することと動きやすくするためにつける服装品。
私はと言えば、そんな母のことを思い出しながら、荷物を片付け、洗濯をし、イギリスで見つけた戦利品を前に、焼きたてのビスケット(イギリスではクッキーをそういう)と紅茶で 「はっぱき脱ぎ」をしている。
何かというと、ことあるごとに、理由をつけて、お茶飲み、食事会。。。これも日本の文化かな。
ほつれた箇所をお繕い。
旅では役に立ってくれたこのスリッパ。友人が縫ってくれたものに私がさしこを施した。こうやって、解れや破れを繕う、それを繰り返し、愛着も増す。
そして、次の旅へ。。。
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