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脚本裏話アニメ篇①キャシャーン


これまで私が書いてきた脚本のあれこれの裏話をしていこうかと思っています。

その① タツノコプロ制作の『新造人間キャシャーン』
は、『ガッチャマン』がヒットしたSF物の第2段として作られたと聞いています。

新造人間とは、 
生身の人間を不死身の体に改造され、地球滅亡を目論む悪と戦う主人公のこと。

やや暗目の設定ですが、地球を人々を平和を守る強い意志をもつ主人公キャシャーンの活躍を描く内容で
SFロマン・アクション
としてあります。 
キャシャーンとルナ、犬の
ブレンダーの絵姿です。

こういうロボット物を書く女性ライターはあまりいませんでした。
私は3本書かせてもらいました。 

先ずストーリーを文芸部に提出。打ち合わせしてOKとなったら脚本に入ります。 

シリーズ物として、何人かで脚本を書くので、色々の設定や決まりのアクションなどがたくさんあります。

何度か直しを経て最終の決定稿になり、
アニメ制作の絵コンテになって作画にかかります。

背景の絵を入れ、声優さんのセリフのダビング。アニメはとても時間がかかります。

私のこの作品は制作No35
最初のタイトルは
「荒野に生命ある限り」
でしたが、最終的に
「消えたMF銃」となりました。次のは脚本の導入部です

私は女性のルナをメインに、花作りをしているフローラとからませて
キャシャーンがルナと花畑を守り抜く話を考えました。

それが良かったのか、
女子学生さんが脚本を欲しいという問い合わせがあったそうです。

キャシャーンの有名な決まり文句があります。

毎回ドラマの最後にこのフレーズを必ず流して終わります。

それで私は何かあると、「私がやらねば誰がやる」とつぶやくことにしています。

こんなふうに、次回もアニメの裏話していきます。

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