ペダルがない③ 〜プレイエル上でのバラード第1番(動画)/幻想ポロネーズ、ノーペダルである意味
昨年演奏しましたバラード第一番が、YouTubeで少しだけ公開されています...♪*゚
ショパンが実際書いた通りのペダリング(特にノーペダル)での演奏は、
最初は違和感があるかもしれませんが、
耳が慣れられると、世界が変わるかも…?です😊?
多分、世界でまだ誰もしていないペダリング、演奏法。。
でも、ショパンはこう書いているんです。。😌☘️
(コチャルスキ(ショパンの孫弟子)だけは、
最初のページはノーペダルにしています。
でも次のページでちょっと早く踏み始めてしまうんです、、😅
私は、ショパンが書いた通り、ラーシラソ…の32小節からの方がやはり効果的で、とても意味があると感じています。)
本当に盲点でした。
ここ数年プレイエル上で研究し、
今は、ペダル無しの所は、繰り返しの省略や書き忘れなどではなく、
ショパンは意図してノーペダルを作ったと、確信を持って思っています😌
他の曲でもいつも、ノーペダルな所のパターンが、
ショパンは同じなのです😌
このバラード1番は、前奏の後、泣く事もできないような
どん底、孤独、絶望から始まります。
そこからの約1ページ、ショパンは1小節だけペダルを使った後はずっと、
全くペダルを使っていないのですが、
次のページでペダルを使い始める時に、
やっとやっと心が溢れ、
少しずつ、出すこともできなかった涙が、こぼれ始めるんです。。。
ポーランドを出たばかりの頃のショパンの手紙に、
本人のこの様な言葉があります。
バラード第1番の、最初の1〜2ページは、
私は上記のショパンの言葉そのものだと感じています。😌
この言葉を改めて読んだ時、音楽から直接感じていた心とのあまりの一致に、心打たれました。
(バラード一番の作曲はこの手紙より数年後なのですが、
私はこのバラードからは、いつもシュトゥットガルト辺りにいた頃(1830〜1年)のショパンの心境を、個人的に感じます。)
まさに、「潤いのない憂愁」
その表現の為に、ショパンはノーペダルにしているのだと。。🥲🥲✨
他のバラードも同様ですが
バラードだけでなく、あらゆる曲でこの様な発見があります。
プレイエル上でないと再現が難しい事もありますが、
モダンピアノでも、工夫すれば十分できると思います。
今日の発見は、幻想ポロネーズにて ‧º·˚.*
こちらも、1拍目はペダルがありません。。😌
こちらも、どの方もノーペダルで弾いている人は
聴いたことが無いと思います。。
そしてショパンは、後の再現ではペダルを使っていて、とても意図的であり。
やはりここにも意味があると感じます。
冒頭マエストーゾであることからも😌
Graveなどでなく、Allegroと書いてあるのもポイントだなぁと。。
冒頭の1拍目もきっと、レガートに弾くという、
知らず知らずの思い込みが私達に無意識あり。。
オーケストラ(&ピリオド奏法)での音を想像すると、
ノーペダルにする事は難しくないと思います😌
例えばこれがバッハやモーツァルトなら、
ここは間を僅かにカットしますよね😌
ショパンも、それで良いと思える箇所が沢山あり。。😌
(と、、ここで拒否反応がある方も多いのでは。。😅
今世界にある一般的な演奏とは、あまりにも違うので。。。😅)
そんな訳で今日も、
従来よくある演奏とは全く違う音楽が立ち上がって来てしまいました。。
はぁ。
またチャレンジングな、、😂😂
誰もしていない弾き方をするのは、結構リスクでもあるので、、、
「はぁ、出ちゃった、、」となります、、😂
でも、、少し見えた気がします😌✨✨
そんな訳で、是非皆さんもご一緒に、Let’s try it 🤗(笑)...♪*゚
(世界で私1人ぼっち(笑)でしていると、
演奏を聴いた時に聞き馴染んでいるものとあまりに違い、
理由も解らず、皆さんは違和感が先に来てしまうかな?と思うのです、、😅
演奏会では本当はあまりトークを入れたくないのですが(現実に戻るので)
そんな理由からトークを入れなければならず。。(笑)😊💦)
私はこれらのショパンのノーペダルに関する事は
大袈裟でなく、世紀の発見だと感じています。(笑)
数年後、音楽雑誌でしきりに取り上げられる様になるのではと思います。
その位の、大きな価値観の変化。
こんな、当たり前の様な事を、今まで誰も気づかず、
誰もしていなかったのです。。。
夫の質問、天才😂🤭笑
(最初の疑問の投げかけは、夫🇬🇧からでした😊)
そしてこのノーペダル採用により
弾き方も全く変わり、音楽の作り方、印象も随分変わります。
知れ渡るのに何年かかるのか、、
(言い始めて、既に2年くらい経っています。。(笑))
是非皆さんも、一緒に広めてみてください😊😊🐢🐢𓈒𓂂𓇬
参考過去記事
参考YouTube