2022年に思いを馳せて~祇園祭・鷹山~
私が生きて見られる最後の京都祇園祭の復興鉾だろう、という思いもあり、丁寧に追い続けてきた鷹山。
初のお囃子、居祭り、日和神楽、唐櫃巡行と追い続けてきました。
今年に入って2月にはイランで織られた胴掛けが公開されていましたが、数日前、その雄姿が報道陣向けに懸装品をつけた姿が公開されたとのニュースが!
現地に駆け付けたい気持ちを抑えつつ、報道を見ています。
実際の巡行ではご神体の松が取り付けられるとの事。
記事によれば「本体部品のうち、車輪は船鉾から、ご神体人形や囃子方(はやしかた)らが乗る櫓(やぐら)の部分は菊水鉾から、櫓を支え車輪を取り付ける石持(いしもち)は放下鉾から、それぞれ現在は入手困難な硬い木材を譲り受けた。直径約2メートル、重さ約500キロ」
復興の際だけではありませんが、こうした他の山鉾との関係も含めてこのお祭りは素晴らしくて、私は色々目を覆うばかりの状況の日本にあって、いい部分の日本の心性が残っていると感じます。
鷹山のご神体人形は(食べる方の)粽を食べる人形。狛犬と鷹を伴っています。(そのため、宵山までの会所では狛犬と鷹をかたどったかわいらしいおみくじも並びます。)
来年は元々復興1年目の予定でしたから、その美しい姿を是非拝見しに行きたいものです。
報道によればご神体の位置についても今回実際に検討されたとのこと。
祇園祭なしの夏を続けて2回も体験するとは思わなかったので、来年こそ、とただただ祈るばかりです。
鉾町の方々の心情をおもうと私のような外様が「残念」というのは申し訳ないような気持になるのですが、でも私にとっても夏は祇園祭と共に来るもの、になって久しいので、来年こそは夏がくれば、と思っています。
こちらのTV大阪の映像が分かりやすいかな、と思います。
気になられた方はオフィシャルTwitterがあるのでこちらが確実で早いかな。
https://twitter.com/giontakayama
Instagramもあります。
https://www.instagram.com/giontakayama/
今年も昨年同様鷹山では授与品販売となるのかなとは思いますが、来年こそはいつもの宵山、会所飾りが見られますように。
こちらの食べられる粽(葛でつくられています)も涼し気で美味しいですし、狛犬や鷹の素焼きのおみくじも楽しいので、それも楽しめる日が早くきますように。
ヘッダーのこちらの写真は長年泊っていた京都ロイヤルホテルの前を通る鷹山の唐櫃巡行、2019年の写真です。
こちらは唐櫃巡行に伴うお囃子。
浴衣も素敵なのです。
来年はここを鷹山が曳かれていく姿を見られますように!!!
そしてこの本も鷹山の章、書きかえたり、この2年の居祭りの事なども加えられたらいいな、と思っています。