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花のバレエ、桜のバレエは?

桜が満開、今日は電車で移動していても沿線にふわふわとした雲のような桜に春を感じました。

そんな桜、バレエになっている?と言えば、バレエは生まれ育まれたのはヨーロッパ、そうしたこともあるのでしょう、桜の精の役は思い当たりません。

ですが、🍒さくらんぼ🍒は役では今は登場しませんが、1921年に初めてバレエ・リュスでロシア以外で初めて全幕初演された『眠れる森の美女』ではこんなさくらんぼの精が登場しています。
(写真の色が何故か変になってしまっているので改めて撮り直します…)

サクランボ

その他、思い出すのは役ではないのですが、バレエ・リュスがやはり上演した『カルナヴァル』(1910)の「コロンビーヌ」の衣裳にはさくらんぼのモチーフがデザインされています。

カルナヴァル

この衣裳、1999年にキャンベラ美術館の保管庫で見せていただいた時にあまりのかわいらしさに驚いた記憶があります。写真で見るよりも実物の可愛さのパワーが強かったのです。

さて、話がすっかりそれてしまいましたが、花の役はバレエであげ切れないほど登場しています。場面でも例えば『くるみ割り人形』には「花のワルツ」が真っ先に思い浮かびます。

ですが、花!と聞いて私が真っ先に思い出すのは『薔薇の精』。

今ではそれほど衝撃的には見えないかもしれませんが、女性ではなく男性が花の精を演じる、そしてその存在は花そのものではなく、少女の夢の中、幻、さらに言えば香りでもあるというなかなか斬新な作品でもあったのです。

薔薇の

先日ご紹介したデュポン出演の映画でも重要なモチーフになっています。

そんな『薔薇の精』を初演したバレエ・リュスのお話し、明日の昼間です。是非ご参加下さいませ。

2021年3月31日(水)14:30~16:00



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