All Blackの『ジゼル』

2020年6月7日 01:14

そういえば・・・と思っていたら、1841年の米国ルイジアナ州に舞台を変えたダンス・シアター・オフ・ハーレム（全員黒人のカンパニー）の「クレオール・ジゼル」が全幕で配信されています。

毎週土曜日（米国現地時間20：00～日曜日11：59まで）に作品が変わるとの事。

冒頭で案内役を務めるのは初演のジゼルを踊ったヴァージニア・ジョンソン。この機会に是非！

ちなみにこのダンス・シアター・オフ・ハーレムは今年創立50年。

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ここには今回の紹介映像含めて、他の映像もアップされています。

大学の講義で『ジゼル』を扱う時に様々なバージョンとして紹介する作品ですが、全幕で（いつもYoutubeに上がっている状態より）クリアな画像で見られます。

この作品、振付けはフレデリック・フランクリン。

バレエ・リュス・ド・モンテカルロのスターダンサーで、バレエ団女性が熱をあげた美男でもあります。（ヘッダーはそのころの写真）2000年のルイジアナの最初で最後のバレエ・リュス会議でご一緒した時には感激しました。

彼は知っている人は知っているフランスで大活躍した黒人スタージョゼフィン・ベーカーの舞台にも出演しています。そして、英国ロイヤル・バレエ団の創設とも関わりがあります。

2000年のルイジアナ会議がもとで作られた映画もTSUTAYAさんで、是非。

邦題『バレエ・リュス踊る歓び、生きる歓び』

（日本語字幕付トレイラーは下記にあります）

DVD版のパンフレットは今でもバレエ・リュス・ド・モンテカルロについて唯一日本語で読める冊子で在り続けています。あの後明らかになった事も、知った事もあります本にしたいなぁ、と思っています。

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