虎屋×ピエールエルメ
パリ展開だけだと思っていた、虎屋×ピエール・エルメ。
通りがかった虎屋さんで扱いがあり、早速購入しました。
虎屋のパリ店40周年を記念してつくれれた商品とのこと。
正直なところを言うと、羊羹の洋風アレンジそのものにはそれほど関心がある方ではないのですが、何といっても大好きな「イスパハン」、これは買わないわけにいきませんでした。
そういえば、OHAYOのヨーグルトのピエール・エルメシリーズでも「イスパハン」は出色の出来でした。ふんわりとしたムースのような質感と香り、味わい、見つけると購入していました。
知り合いのフランス人がその存在に驚いていましたが、パリではなかったのかしら、見た記憶はありませんけれど。
さて、虎屋の「イスパハン」
ピエール・エルメの代表作とも言える「イスパハン」は薔薇、ライチ、フランボワーズのフレーバーが組み合わさったもの。
フルーツの中で一番好きなライチ、一番よく身にまとう薔薇（だけではなくても必ずといっていいほど入っている）、そして大好きなフランボワーズ、と私は大好きな味。ケーキでいただいてもいつも美味しいと思います。
そ羊羹・・さてどうなるのかなと、いただいたら想像以上に美味しかったのです。
色は光に透かしてみると少しだけ赤味がある羊羹。歯ごたえはまさに羊羹、なのですが、味は「イスパハン」。
甘ずっぱいフランボワーズの味と香りが広がり、ライチの甘く花のような香がそれに重なり、最後に薔薇、そして羊羹の濃厚な甘さがしっかり味わえました。
個人的には食べ終わってからの鼻に抜けて少し消え残る薔薇の香りが何ともよくて、今の在庫が終わったら販売終了との事なので、買いに行かなくてはと思っているところです。
ただ、私には、ですが、小ぶりとはいえ、1本いただくのはかなりボリュームがあるので、パテ・ド・フリュイ位に小さいものがあるといいなと思いました。一口サイズで少しずつ楽しみたい濃厚で芳醇な味わいです。
もちろん日本茶に合わせてもいいのだと思いますが、私は先日こちらでご紹介した「スモーキー・アールグレイ」に合わせてみました。元々ローズとスモーキーな香りは「ローズ・プーチョン」で相性の良さは証明済。
ぴったりのバランスで美味しくいただきました。
今更ですが、和菓子の「イスパハン」もあったようで、食べて見たかったです。アンテナはちゃんと張っていないと逃してしまうなと思いました。
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