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鎌倉、こんな店がありました~その3~

今は「ジャックと豆の木」というカフェ兼展示スペースと有料お手洗いになっている鎌倉、由比ガ浜通りに以前大好きなパン屋さんがありました。

名前は「木村屋」さんだったような。

年配の女性がきりもりされていたこのお店。
お惣菜パンもとってもおいしくて、「フィッシュサンド」という名前のアジフライのサンドも素朴で素直な味、今でも懐かしく思い出します。定番の「コロッケサンド」も美味しかったなぁ。

そして最近はあまり見かけなくなった甘食も二つがセットになって売られていました。

でもここの一番は「メロンパン」。
サクッとした甘い、でも甘すぎないクッキー生地に本当にふわふわのパン。クッキー生地の焼き加減とパンの部分のバランスが絶妙で今でもここ以上の「メロンパン」には出会っていません。
閉店してしまって食べられない事からどこか美化されている部分も否めませんが、それでも私にとっての "ベスト・メロンパン” です。

閉店した後、店頭に使っていた什器などが「どうぞお持ちください」と出されていたのですがそこに何と石臼が出ていて、あのふわっと美味しい「メロンパン」の生地は石臼でひいた小麦粉ということもあったのかしら、思いました。

あまりにも日常のパン(お値段もとってもかわいかった記憶があります)で細かく尋ねたりしたことはありませんでしたが、本当に丁寧に作られた繊細ながら日常的な味だったと今でも懐かしく思い出します。

いつかここ以上!!と思える「メロンパン」に出会えるでしょうか。


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Naoko_Haga
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