夏といえば・・・ザリガニ⁈
夏と言えば氷、スイカ、色々思いつきますが、スウェーデンではザリガニです。日本のように子供が採るわけではありません。
ハーブのディルで香りづけしてぱくぱくいただくのです。
ちなみに現在スウェーデン大使館のFBのトップページもザリガニ一色!
その記事によれば
「1800年代の終わりから1994年までは乱獲を防ぐため11月から8月の初めまでが捕獲禁止となりました。当時は8月7日17時から解禁された」
そして
「かつてたった一度だけ、国をあげて解禁日を盛大に祝ったそうですが、もしかするとこれが今に伝わるザリガニパーティーのきっかけだったのかもしれません。」
バレエとザリガニはさすがに関係ないのでは、と思われるかもしれませんが、こんなものがあります。
ザリガニの衣裳をつけたジャン・ボルランと画家マリー・ワシーリエフ(Marie Vassilieff)
後にこの写真を元にマリー・ワシーリエフが描いたのがこちら。
カラーだからこその、え、そこに蟹?そこにエビ?というインパクトも大、ですね。
ワシーリエフが座っているのは1923年にバレエ・スエドワが初演、2018年に18年ぶりに再現・再上演された(最初は2000年)フェルナン・レジェ美術・衣裳『世界創造』に登場するスカラベの衣裳です。
(中にダンサーが入って四つで這って歩くというバレエではなかなか見ることの少ない動きをする役です)
『世界創造』はシャンゼリゼ劇場で初演されたバレエでしたが、こちらの写真と絵画はパーティー "オリンピック舞踏会" (1924年)の時のもの。
1920年代はパーティーの時代でもあって、「レジェンダリー・パーティーズ」と呼ばれるそれはそれは見事で出席する側の知性や財力も必要なすばらしいそれ自体が舞台芸術のようなパーティーが沢山開かれていました。そのお話しもまた改めて…。
一言で言えば " 夢より素敵な現実" 、という感じです。
そんな貴族たちが楽しんだパーティーについては次回開催。
9月1日19:30~は、スウェーデン貴族でもあるロルフ・ド・マレが実は世界初のバレエ・コンクールを開催、ダンス・アーカイヴを創設したことを中心にお話しします。
日本でこれほどポピュラーなバレエ・コンクール、その始まりは?と言われると案外答えられないのではないでしょうか。
そのいきさつ、どのような目的でどのようなコンクールだったのか。
彼が目指したアーカイヴとはどんなものだったのか、今はどうなっているのか、について私のコレクションから豊富な図版と共にご紹介いたします。
前回同様70分のトーク、20分の質疑応答時間を設けます。
皆様のご参加お待ちしております。
ありがとうございます。 欲しかった本やプログラムを購入し、Ballet Collectionの充実に励みたいと思います!