『赤い靴』は漫画にも
バレエ・マンガは日本におけるバレエの認知度の高さの重要な背景としてとても重要です。
そんなことを10代の頃から考えていて、実現したのが『バレエ・マンガ~永遠なる美しさ~』展でした。
カタログもとても貴重な資料ですhttp://www.ohtabooks.com/publish/2013/07/05164929.html
そして今でもバレエ漫画はかつて手放したものを買い求めたり、全部ではさすがにありませんができるだけ読むようにしています。
そんな中から先日ふと手にとった『アダージオ』(小野弥夢)に掲載されている小編にこんなセリフがありました。
「一度はいてしまった赤い靴は永遠にぬげないの」
これはバレエ・ダンサーはもちろん、他の業種でも自分が「これ」と決めたものに出会った人ならだれでも納得する言葉なのではないかな、と思ったのでした。
『Lady Love』の方が有名な作家さんで、こちらは1996年の作品ですが、この頃もまだバレエ→赤い靴、というイメージが教諭されていたからこそのセリフだと思うので、映画の波及力、浸透力の強さも再確認してしまいました。
もちろん、アンデルセンの「赤い靴」のイメージでもあるので、作者がどちらを念頭において描いたかは分からないのですけれど。
日本には横浜港の公園に今もある「赤い靴の少女」のイメージも重なる場合もあると思いますし…。
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