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ヌレエフの『ジゼル』@イタリア
ローマ歌劇場はイタリアの3大オペラ・ハウスともいえるミラノ、スカラ座、ナポリ、三カルロ劇場と並ぶ劇場です。
私が訪れた2000年代にはもう廃止されていましたが、以前は衛兵が立っていたとか。また、劇場から地下で繋がっているホテルがあります。
ホテル・クィナーレで、私はこれは是非そういうルートで行ってみたいと思ってそこに泊ったのですが、残念ながらオペラの公演の時だけということが行ってから分かり、試すことができませんでした。
バレエ公演ではその通路を使う事はできなかったのですが、ここでもバレエよりオペラが「上位」扱いなのだな、とも感じました。
ロビー階に普段はロープで入場できなくなっている通路だけは確認できました。
前置きが長くなりましたが、そのローマ歌劇場がルドルフ・ヌレエフが踊る『ジゼル』を限定公開しています。ジゼルはイタリアの名花カルラ・フラッチ、彼女が来ると2000年代のバレエ・ダンサーもきゅっと閉まる、そんな華やかさと威厳のあるダンサーです。
日本からは見るには同じ映像がこちらにあります。
(下記のオペラ座からの視聴は私が試したところgoogleのアカウントが必要、かつイタリア国内だけなのが本当に残念。イタリア在住の方は是非)
ちなみにこの劇場は1958年にマリア・カラスが1幕で舞台を降りた『ノルマ』でも知られていますが、彼女が踊ったこと、ヌレエフが出演したこと、バレエ・リュスが出演したことは劇場右手の壁にレリーフで刻まれています。
バレエ・リュスとの縁はあまり注目されないのですが、大変深く、100周年の2009年には1か月にわたって3つのプログラムでバレエ・リュス公演が行われ、楽しい時間を過ごした劇場です。2階ロビーの幕間に薄井さんにばったりお会いしたのも懐かしい思い出です。
バレエ・リュスを追いかけて海外まで行く人は他に居ないので、寂しくなりました。
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