Naoko Nakajima
2020年36回目のクラフトフェアまつもとの開催が中止となったことから松本クラフト推進協会とiichiは共に「crafts days(クラフトデイズ)」という作り手の制作背景や日々を知り、作品を閲覧・購入できる新たな試みを開始しました。(※正式オープンは12月1日予定) 2020年12月1日〜2021年2月16日 crafts days特設ショップ出品のために書き溜めた記事です。 https://note.com/craftsdays https://www.iichi.com/lp/2020/crafts-days
noteはじめました・・? クラフトデイズにあわせて立ち上げました。 なんでも立ち上げるのは好きですが、 得意なことはものづくり。 おしゃべりや書くことを考えるよりも、 日々癒され、幸せを感じるのがものづくりをしている静かな時間です。 ホームページもインスタも、文章は書いては消しの数時間の間に、 納品用のブローチを何十個くらいできるかな〜。 筆不精も似た理由です。 時々、企画展でお題を頂戴しますが、 せっかく時間をかけて、うんうんうなって書いたなら記録とし
疲労骨折的な手の病気や負傷で両手数カ所悪くしてしまいました。 自分の記録としても残したく書きました。 1月から3月にかけての日々 納品やクラフトフェアの分を連日製作していました。 最近はお取引も増え、製作以外の事務作業なども一緒に増えて 1日中製作ができる時間が少なくなっていました。 午前中は事務仕事をして午後から製作開始。 特にこの時期はお仕事の依頼が増えていました。 コロナからやっと日常がもどってきたようで、ありがたい。 家の床の工事のための片付けや車検といった家の
ポップな名前とシロクマに惹かれ、名古屋市美術館へ。 入り口には一瞬素材が何かわからないツルツルとした巨大なシロクマがお迎えします。 次に人物の石膏像が現れます。 フランソワポンポン氏の年表をみると、下彫時代がとても長くロダンの下彫職人をしながら毎年公募に出品するも、なかなか世間に認められなかった。 ロダン以外の下彫をしたことで、ロダンが審査員を務める公募に出品できなかったこともありました。 60歳頃に動物を題材にしたもので、初めて世に出ました。 60歳から・・・作品を
野いちご/先月から準備していた素地を増量し、絵付けしたところ。 焼き物は1つづつ完成させるのでなく、工程を窯焼きごとに一気にまとめて進めるようにしています。 土を成形したら一度素焼きをしまして、脆い土の状態から、ちょっとだけ丈夫な素焼き生地になります。(それでも卵の殻より脆い) その後、絵付けして陶芸窯の本焼きは1230度。 うちの窯は電気式です。 陶芸窯の本焼きは1230度で100度ずつ温度をあげてゆっくり焼いて 12時間ほどで、素地を硬くしたり釉薬を溶かしたり
最初の型を取った日にちは8月15日 横長の形でプラチナ彩での予定でした。 テストを繰り返すうちに デザインをかえ 土仕事の合間に秋になり 原型を作り直し、 型を作り直し・・ 釉薬をマットのものを塗り焼いて眺めてみて、 実はみずみずしく、艶のあるものにしたいなあ。 葉っぱの色は今までつかってないものにしたいなあ。 冬になり瀬戸まで材料を買いにいき 新しい釉薬もすって 何度も窯で焼きました。 様々な工程を繰り返すと 時々、 レンジでチンして 絵の具とニスで完成! 例の素
Naoko Nakajima Pottery 中島奈緒子です。 愛知瀬戸、岐阜多治見にほど近い場所で、陶磁の装身具や小物を製作しております。 装身具の多くの釉薬は、調合テストを繰り返し、すり鉢で擦り、筆で1色ずつ置くように塗り、焼き上げています。 また、お洒落を考えることも好きなので、つけた時のサイズ感や薄手の生地にも綺麗につけられるように、こだわっています。土の持つ暖かさを胸元に添えてみませんか。 長野県で出会ったモチーフ 散策路の乾いた砂地でみつけた小さなお
作品のモチーフは身近なものをスケッチしたり、 スケッチなく原型をつくりはじめることもあります。 躍動感のある馬の映画のワンシーンから スケッチし、うまれたhorse 旅で出会ったものからも。 上高地で出会った、ヤマハハコは 散策路の乾いた砂地でみつけました。 日々の出会いはこちらからも・・
家族が多趣味でして、木目込み人形、刺繍、編み物、洋裁、紙粘土細工、お菓子作り、カメラ、鉄道、無線、などなど。母の紙粘土のブローチ細工を手伝った記憶もあります。 家には祖母のコレクションで各地の工芸品があり、目にしていました。 物心ついたときには絵を描いていまして、それ以外目に入らなかったため、幼心にものづくりに関わることで、生きていくしかない気がしていました。 高校はデザインを、大学は映像や現代アートを学びました。 その後、家の事情と奨学金返済などで、大学卒業後は安定
色と質感を決める0.01gを測るデジタルはかりです。 粉まみれで化学の実験室のような1日もあります。 釉薬のテストには、材料を決め計り、配合したものをすり鉢で混ぜあわせ、テストピースに塗り窯で3日やく、ということを繰り返します。 思い通りにいかないときは、何度も繰り返しします。数年かけてオリジナルの釉薬のレシピがやっと揃ってきました。あらゆる色を思い通りに作るには、まだ何年もかかりそうです。 焼き物は産地では分業されています。 土、素地、絵付け、釉薬、型など・・。どの工