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55歳から「好きな場所で働く生活」、はじめました。

6月から北海道に滞在しています。
私の誕生日月でもある6月は、一年で一番日も長い。
カラッと晴れて突き抜ける青い空に白い雲が浮かぶ朝は、最高に気持ちがいい。

私は55歳になりました。

30代のときに、55歳になったときの自分は、まったく想像がつかなかった。40代のときには、「好きな時に好きな場所で好きな人と好きなことをしていたい」と思っていたような気がします。
それがどんな生活なのか、どういうことなのか、まったく具体的なイメージもなく、ただぼんやりと思い描いていた。
それが今、現実化している。

北海道の朝は早い。
午前3時半には明るくなり、4時には陽が上がっています。
気温は15,6度。
薄手の布団では風邪をひいてしまいそうだ。


なぜ、北海道を選んだのか?


それは、北海道の山に登りたいと思ったから。
本州にある山々はこれまで夫と二人で登ってきた。
でも、北海道は、ちょっと行ってきますというロケーションではなかったので、いっそのこと長期滞在をしてみようということになった。
過疎化が深刻な問題となっている北海道には、「ちょっと暮らし」のための施設や制度がある。
ワーケーションという働き方も注目を集めて、私たちのような暮らし方、働き方を考える人たちには有難い環境が整っている。

毎日が「やりたいこと」ではなく、「やるべきこと」ばかりで埋もれていく。

好きな場所で働く生活は、
「すぐに」
「簡単に」
「誰にでも」
できることではないかもしれません。

でも、これまでの働き方、生活の仕方にとらわれず、自分の人生を楽しむ視点からの生活スタイルは、自分でつくっていけると私は考えています。

今は、子どもの学校のこと、夫の仕事のこと、両親の介護のことなど、直面する問題があって、自分がどうなりたいのか考える時間もないという人も多いと思います。

私もそうでした。
仕事で忙しいから考えられない。
家に帰れば、掃除、洗濯、ご飯の支度に追われる毎日。
考えられないから、毎日が「やりたいこと」ではなく、「やるべきこと」ばかりで埋もれていく。
やるべきことは日々増えていって、できたことよりできなかったことのほうが積もっていく。
理想とはかけ離れた毎日。

私のやりたかったことは、こんなことじゃない。
何かが違う気がするけど、何が違うのかわからない。
自分がどうしたいのかも、わからなくなってきた。

そんなことを繰り返しながら
その都度、自分にとって大切なものは何なのか
どんな暮らしをしたいのか
自分と向き合って試行錯誤を重ねながら、ここまできました。

今もまだ、夢の途中です。

何歳からでも、やりたいことをする。
何よりも楽しみながら、私自身が体現していきたいと思います。


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