グラレコで、人生を掘り起こして見えたこと
「グラレコ」
私が知ったのはつい最近のことだが、ご存知の方は多いのかもしれない。
グラフィックレコーディングとは、一般的に言うと、「議論や対話などを絵や図などのグラフィックに可視化して記録していくファシリテーションの手法」(weblio辞書)だそう。
今回私は、グラフィックレコーダーのなかがみみほさんに、私のプロフィールシートをつくってもらった。
その過程で感じたこと考えたことをシェアしたい。
自分の人生をアツく語るほど、特別なコトや突き抜けたモノは、何もない。と思っていた。
体験セッション+プロフィールシート作成セッションで、みほさんに聞き取りしてもらった時間は、2時間超。
自分の話を、しかも幼少期からこれまでのことをこんなに細かく話したのは、これが初めてかもしれない。
人に根ほり葉ほり、自分のことを聞かれることなんてなかった。
そもそも、自分の人生をアツく語るほど、特別なコトや突き抜けたモノは、何もない。
ありふれたフツーの人生だと思っていた。
自分はちっぽけだなんて、ジャッジする必要なんてなかった
今回、みほさんに作ってもらったプロフィールシートがこちら。
うわぁ!
思わず声が出た。
私がみほさんに話したことが、全部詰まってるではないか!
話したことはいったん受け手の五感を通して受け手に入り込むので、どうしても受け手の色がつく。
色に染めたいという意識がなくても、受け手側で無意識にわずかな変換が起こって当然だと思う。
でも、みほさんは、透明のフィルターを通して、聞き取ったことをそのまま絵と文章で写し出してくれた。
ツンと鼻の奥から熱いものがこみ上げてきた。
あぁ、私の人生にも、いろいろあったんだな。
深い悲しみも
怒りも
さびしさも
喜びも
湧き上がる情熱も
カラダが震える感動も
ぜんぶカラダで、ココロで感じてきたことだった。
一枚のシートにおさめられた私の人生を見てそう思った。
起こった出来事のひとつひとつが私にとっては特別で、私だけのものだった。
成功した誰かや、ものすごく優秀で功績を残した誰かと比べて、自分はちっぽけだなんて、ジャッジする必要なんてなかったんだ。
一生、未完成のままでいい
自分の人生は、自分だけのもの。
自分が感じたこと、行動したことのすべてを誰かのために役立たせることはできると思う。
特別なコトや突き抜けたモノはなくても、これまでの人生のすべてをコンテツンにしていけばいい。
今の自分から、少し先の未来の自分を追いかけて、もっと挑戦したい、成長したいとあがいていこう。
たぶん、一生未完成のままだ。
特別なコトや突き抜けたモノは、もういらない。
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