自分を信じてあげたかった
5月3日は、最愛の息子、
りゅうちゃんの6歳の誕生日でした。
今朝、瞑想をしていたら
ポン!と、ある記憶が飛び出してきました。
それは、りゅうちゃんを出産したときのこと。
私の中では苦い経験として記録されている出来事。
当時、私は初めての出産を迎えるにあたって
ヒプノバースというお産の方法を学びました。
出産て、すごく痛そう。怖い。
そう思っていた私ですが、
たまたまヒプノバースを教えているという
日本人の先生に出会い、
実は出産は、本来は痛いものではない
というお話を聞きました。
ヒプノバースは、ヒプノセラピーと出産を
組み合わせたもので、
イメージの力を使うことで
本来の、自然な、気持ちのいいお産ができる。
出産はエクスタシー。
無痛分娩が多いアメリカにあっても
非常時を除いては、お薬を使わない出産。
わぁ!なんかすごい!
私もナチュラルなお産がしたいな。
出産が痛くない??
むしろエクスタシーって、どんな?!
体験したい!!
そう思って、夫と二人でクラスを受講しました。
何回かに渡って受けたそのクラスは、
出産予定日のちょうど一ヶ月前に
最終回が終了。
これから学んだことを復習しよう!
バースプランという、
私たちが希望するお産のあり方を記した
資料も完成させて、病院へ提出しなくちゃ!
そう思っていた矢先、
クラスが終わってからわずか数日後でした。
私は破水してしまい、
急遽出産することに!!
予想外!!
予定外!!
ここからのストーリーを書くと
軽く3本くらいは記事が書けそうなので
ここでは割愛しますが、
結果だけを言うと、
私のお産は
希望していたものとは全然違いました。
破水してから生まれるまでに二日半。
最後は陣痛促進剤を使い、
痛すぎて、辛すぎて、
産まれた瞬間は一瞬気を失ったのかな?
覚えていません。
ただただ大泣き。
ちっとも嬉しくなく、感動もなく、
希望のお産ができなかった怒りと悔しさと、
ホルモンの乱高下によって、
産んだ後も
涙がずっとずっと止まりませんでした。
「私のお産はこんなはずじゃない!」
「違う!ヒプノバースはそうじゃないの!」
「なんで誰もわかってくれないの!!」
この世のものとは思えない激痛の中、
そんなことを思いながらの出産でした・・・
そう、私にとってこのお産は
失敗だったのです。
全然ヒプノバースじゃない。
敗北感とともに
「やっぱり誰も私をわかってくれない」
と強く思いました。
誰も味方がいない。
私はやっぱり一人なんだって。
けれど、今朝瞑想をしていたら
気がついたんです。
「誰も私をわかってくれない」
じゃなくて、
わかってくれないのは、
他の誰でもない
私でした。
私が私の気持ちを、どうしたいかを、
わかってあげてなかった。
そして、
私が自分でちゃんと決めてなかった。
お産の過程で迫れらる数々の決断に関して、
私が私を信じて、
自分で決めることができなかった。
なぜ自分で決めなかったのか、
決められなかったのか。
もう一歩踏み込んで、
自分の奥深いところを覗いてみたら、
見えた。
私が私を信じていなかったんだ。
だからあんなに悔しかったんだ。
今だからわかることですが、
そもそもヒプノバースを習うとき、
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