違うはたけに足を踏み入れてみる。
「これやりたい!」と思ってやり始めても、続かない。
今まで、私がやりたいことってなんだろう?好きを仕事にしたい!と思い、いろんなことをやってきた。
・整理収納系の資格をとる
・マインド系の講座を受ける
・ハンドメイド作家(バスボム・ディフューザー・レジン…いろんな資格もとった)として、レッスン・販売
・ハンドメイド作家さん向けに写真や発信のレッスン
などなど…。でもどれもなんか続かない。
やっているうちに、これ違うなと思ったり、満足してしまったり。
SNSでまわりをみていたら、一つのことを続けている人はたくさんいる。
「私ってなんでこんなに続かないんだろう…」と落ち込みながらも、コレ!という何かをみつけるために自分を深堀りしてみる…。
そんなことをしているときに、ある本に出会った。
それが、“取材・執筆・推敲”ライターの教科書だ。
https://www.diamond.co.jp/book/9784478112748.html
たまたまインスタで紹介されているのをみて、気になって冒頭部分だけ立ち読み。
ライターになりたかった訳ではない。むしろ「文章は苦手」だ。ただ、最近直感で動くといい出会いがあるパターンが多いので、それに従ってみた。
やはりプロのライターさんの本だからだろうか。少ししか読んでいないのに中身に引き込まれ、続きが読みたくなってしまった。本にしてはちょっと高めだったがそのまま購入することにした。
読みすすめながら、「うわっっっ………」とこの一文が心に突き刺さり、天を仰いでしばらく動けなくなった。
「ほんとうに言いたいことなど、なにもない」
こんなふうになりたい・やってみたいと思ったが、
実行したらそれで満足。その先はない。
その先をこじつけてみたこともある。それがそのまま自分事となる人もいるが、私はいつまでも浸透していかずそのうち違和感になり、結局手を離してしまう。
自分の中には何も残らない。空っぽになってしまう。
私には言いたいことがないんだ。自分の中から湧き出るメッセージがない。
でも、(自分ではなく)誰かの思いや作ったものを伝えたい。自分が感動したことをシェアしたい。という気持ちはある。
それを見つけると、写真・デザイン・文章で発信する…が、それで満足してしまう。
形にして外にだしたら自分の中は空っぽになる。そこからまたなにか感情が動くものを探す…。その繰り返しなんだ。
著者は映画や小説を自分で撮ったり書いたりしていた。でも、中身が伴っていないと感じたそう。
私の場合、自分がこれを撮ろうかなと思って撮ってみても、一般的な形式(バランスや構図など…基本的なルール)をなぞって撮ることはできる。でも、肝心の中身がなかった。
先日の記事でも書いた、“一見、世界観があるようにみえるが、自分がない”と言われた理由は、きっとこれも関係してる。
自分が言いたいことがないから、“ただまとまったきれいな写真”になる…。
やりたいことをやってみて、違うかったらやめたらいい。
やってみないとわからない。そうやって本当にやりたいことを見つけていく…
そんな話をきいて、実際にいろいろやってみたが…ピンとくるものがない。
このまま私なにも見つからないのかな…と落ち込むときもあったが、
この本のこの部分を読んではっとした。
こんなことってあるのかーーーー………
でも、ものすごくしっくりきた。
私にとって文章は、そんなに重要視していなかった。
文章を勉強しようと思ったこともない。
普段なら手にしないような内容なのに手に取ってみたことで、
大きな発見があった。多分この本に出会わないとみつけられなかったんじゃないかと思う。
目の前の世界ばかりじゃなく、一見全く関係のなさそうなところに足を踏み入れてみることもありだな。
自分の選択肢を広げるめに。