佐渡島さんnote 2020年6月分

佐渡島さんnote記事研究
今日は2020年6月分です。

【ラジオ日記】は省きます。

さっそく記事を読んできます!
(→の部分は引用メモです)


【2020年6月】

語り得ないものを語ろうとする、ささやかな試み―村上春樹「猫を棄てる」を読んで
→書くことの切実さが、作品から伝わってくる時に、作者をもっと知りたくなる

多くの会話は「対話」になっていない。櫻本真理さんに聞く、問いかける力の大切さ。
→他者からフィードバックをもらうことで、はじめて自分の盲点に気づくことができる

歴史からこぼれ落ちる感情を、文学が拾い上げる
→あらゆる言葉を超えたものを、物語として伝えるのが「作家」
→作家の才能で重要なのは、時代の空気、人々の感情を感じ取り、受け取ること

他由を捨てれば「自由」になる。仲山進也さんに聞く、仕事に夢中になるための思考法
→個人にせよ、組織にせよ、どうすれば夢中で仕事を楽しめるようになるか?
→「自分のストーリーに置き換える」

キャラクターに「出会う」ことで、自分を知る
→『宇宙兄弟』は、小山宙哉による、様々な人々の観察記録
→誰も悪い人はいない。強みが違い、価値観が違い、ストレス状態が違うだけ
宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み』古野俊幸著

被写体を通じて、視聴者自身の生き方を考えてほしい。大島新監督に聞く、「我を問う」ドキュメンタリーの作り方
→しっかりと自問自答して、自分の思考を深めたいと思っている人にとっては、ドキュメンタリーは観る価値が高い
→『なぜ君は総理大臣になれないのか』という映画は、理想の自分になれないけど、どう現実と折り合いをつけて、自分らしく生きていくかについて思考を深めたい人には、是非、鑑賞をオススメ

平野啓一郎の才能を世界が発見した
→『葬送』を読み終えた後に、すごく長い旅行を終えた後のような気持ちに
→まるで、教会やピラミッドなどの壮大な建築物のような小説
→作家人生を通じて、先が気になる物語の面白さだけでなく、心が震えて、いつまでもその場に佇んでいたいと感じる「美しさ」

損なわれた人間が抱える荷物の重さとは?

「ありがとう」を言わないチーム作り
→自分の理由で動くと自由。他人の理由で動くと他由。自由で動いている人に「ありがとう」はいらない。「ありがとう」が必要なのは、他由の時
→「ありがとう」が目的で行動しているときは、個人間の関係性を築こうとしている。同じゴールを向いていない

コロナショックの今こそ進化のチャンス! SCRAP加藤さんに聞く、体験型エンタメの未来
→その場で体験したことを、自分の物語としてSNSに発信する。こうして21世紀は体験型エンタメの時代になった
→人間の五感を研ぎ澄ます方向性

「読む」と「書く」の往復が、自分の世界を豊かにする。宇野常寛さんに聞く、批評の価値
→創作によって生まれた「他人の物語」は、読者が「自分の物語」を編み直す存在となりえる

深刻にならず、真剣になる
→『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ著
→「一球入魂」みたいな考え方はかっこよく映るが、まずは試しにやってみて、何十回もトライしていくなかで、基準値や精度が高まり、磨かれていくことのほうが多い
→一本一本の矢と「真剣」に向き合うのはいいが、「深刻」に向き合ってはいけない


以上です。読み応えがありました!

特にこの記事は何度も読みたいので、自分のためにリンクを置かせてください。


『本当の戦争の話をしよう』の中の「覚え書」と、村上春樹さんの小説から引用されている文章。その抜き出した部分で、私がなぜ佐渡島さんのnoteに惹かれ、学ぼうとしているのか、その考え方に深くシンパシーを感じた理由がわかった気がします。


あとこの記事も、何度でも読み返したい!

宇野さん:この時代に僕らに求められているものは何かというと、既に存在している問題の、それも既に示されている選択肢に答えを出すのではなく、あらたな「問い」を生むことこそが大事で。

そして、そのために大切なのが「読む」であり「書く」なんだよね。

ある記事に出会ったときに、その賛否どちらに、どれくらいの距離で加担するかを判断するのではなく、その記事から着想して自分の手であたらしく問いを設定し、世界に存在する視点を増やすこと。それこそが、自分の内面世界をも豊かにする発信だよね。

宇野さん:20世紀においては、映画やプロスポーツといった「他人の物語」を受け取って、アーティストやアスリートの活躍する非日常に感情移入し、感動を共有することが娯楽の中心だった。それは刺激的な体験でもあるし、それによって世界の見え方が人も大勢いた。でも、これからはそうじゃない。これから先は、一人ひとりが「自分の物語」を表現することに関心をもって生きていく時代になる。

そんな時代において、佐渡島さんのような編集者だったり、僕のような批評家が、「他人の物語」というイレギュラーな快楽をどのように届けていくのかを、すごく考えていかないといけない。

そこに、僕らの使命のようなものの存在を感じるね。


たくさん引用してすみません。
本当は全文持ってきたかったくらい!

与えられた「他人の物語」を、「自分の物語」に編み直すということ。

あぁ、私が以前していた発信(推しの応援ブログ)はこれだったんだと思いました。

「他人の物語」ではあったかもしれない。
それでも問いを持って読むことと書くことを繰り返す日々が、間違いなく私の内面世界を豊かにしてくれた。

だからこそ次の段階に進めて、私は今やっと「自分の物語」を表現するために必要なことを学んでいるんだと思います。

そしてこのnoteでは、以前のように閉じた界隈で「ヒト」について書くのではなく、広い世界を見て「モノ」や「コト」について書いていきたいのかもしれない。

だから、好きなものでも、嫌いなものでもいいから、自分の心を動かされた対象について書いてみる。このとき、「ヒト」について書くのをやめるのがコツだと思う。「ヒト」について書くとどうしても、閉じた相互評価のネットワークの中で行われている、あの大喜利みたいなゲームに巻き込まれてしまうからね。「モノ」とか「コト」とか「場所」とか、「ヒト以外のもの」について書くことによって、世界を豊かにする発信をしていってほしい。


たとえば好きなヒトを応援するように、好きな漫画を応援するための発信。それができるようになれたらいいんだけど…、それはこのnoteではない気もするなぁ。

やはりYouTubeで漫画コミュニティを作りたい欲がむくむくと湧いている!
そうすると動画編集を学ぶ必要があるけど、その前に大事なのは情報編集なんですよね。いかに伝えられる台本を書けるか。

私にとってはYouTubeをやるとしても、それは書くことと同じなんです。新しい発信として、そこに挑戦してみたいな!

やりたいことがたくさんだ。

では今日はこのくらいで。
ありがとうございました!

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なおこ@よかったさん
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